7月16日午後2時
亡くなった姉の49日の法要で
京都の南、和束のお寺に行った。
開基が7世紀という小さなお寺が
茶畑の山のてっぺんにあった。
茶畑の間の細い急な坂道。
夫も、姉の家族も慎重にのろのろと車を進める。
到着して
「うわー、大変だー!」
遥かに見える山並み
山を覆う茶畑。
「こんないい場所で、いいお天気の日に
姉を見送る事が出来るのは嬉しい」
と、不信心な私でさえも思う。
下の姉が
21才で亡くなった兄の事を最近よく思うと言う。
とても悲しいと。
私は
父が亡くなった時、母が亡くなった時も
淡々と死後の後始末を素早く済ませた。
思い出すと悲しみがこみ上げて来るの怖いからだ。
法要を済ませ
笑いながら思い出を語る。
それが一番だと私は思っている。