栗の倒木

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   年輪を数える。

   ざっと数えて60と幾つか。

 

   何年か前に

   山の中で倒れた栗の木。

 

   かつて

   線路の枕木として

   この村で沢山沢山加工され

   そりゃあ活躍したよね。

 

   今度は

   うちのストーブで

   雪の降る日、北風の吹く日に

   私たちの為に働いておくれ。

 

   パチパチとはぜて

   栗の香ばしい匂いをさせて。