つくしを
ポキポキと採ってきて
塩ひとつまみの
湯でゆがく。
さっとね。
ワサビの葉を
ザクザクと切って
しょうゆとごま油で和える。
ワサビの花も食べるナムル。
ごま油を引いたフライパンに
切った揚げとつくし。
味付けは砂糖、しょうゆと酒。
強火で煎るように炊く。
炊きたてのご飯に
サクサクと混ぜたりもする。
私が子供の頃
大阪の真ん中でもまだ野原や畑があった。
チマチョゴリを着た女の人が二人
時々野草を採っていた。
今思えば
あの女の人達は
春の野草で
ナムルやビビンパを
作っていたのかも知れないな。