ぬかにたっぷりの塩を加えた物を
大きな鯖の腹に
ビッシリと詰める。
それを樽に
塩ぬか、鯖、塩ぬか、鯖と
隙間なく詰めていく。
発酵が進めば食べ頃。
そんな北陸の郷土の保存食を貰った。
大きな鯖を
四等分に切り
その一つをきれいに洗い
ペーパーナプキンで拭いて
そして
薄くスライスする。
ん?
香りがいつもと違うぞ?
色も少し飴色で。
残りを袋に小分けして
冷凍庫で保存。
「チン」した冷凍ご飯を
大きめの鉢に。
上に三切れのへしこ
くしゃくしゃと
手でもんだ海苔をパラパラ。
ヤカンから
ボコボコと音をたてて
出て来る湯を注ぐ。
濃厚な鯖の旨味
強い塩味。
熱いご飯と熱い湯で
食べごろになった上手い味。
「おいしかった!」