町起こしをしてはいるがそれらしい気配もない。
「びれっじ」が唯一の町起こし。
草木染め工房、カフェ等の活動をしているらしい。
カフェや手作り工房がある「びれっじ」。
街から移住してきた人達がやっている。
写真を撮っていたら
「何を撮ってる?、どこから来たのか?、仕事は何をしてるのか?」と身元調査をされた。
私ってそんなに怪しいのか?
自転車に乗った女性に
「是非、近藤重蔵さんの蟄居跡を見て下さい」と
半ば強引に連れて行かれた大溝陣屋。
近藤重蔵さんって誰だろう?
「北方探検をした人。息子の不徳の罪で大溝藩に預けられここで亡くなった」と碑に書かれている。
天保年間の事だ。
家は勿論なく、そこは家庭菜園になって、比良山系の山が見えた。
土蔵と土蔵の間の路地。
ここらあたりの道は碁盤の目になってる様だ。
酒蔵「萩の露」の裏。
萩の露を飲むたびに、ここを思い出すだろう。
朽ちて行くもの、風化して行くもの
そんな手触り、空気感の美しさ。
歴史に名を残した沢山の人達も行き来した土地。
今は電車であっという間に通り過ぎる。
___________________