2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

まだストーブに薪をくべている

朝と夜 そしてたまには昼間も まだ ストーブに薪をくべている。 雑木 針葉樹 廃材 外の薪棚から 毎日 1日分を運び入れ ストーブの側の 古いスチールの棚に積む。 薪は雑木が一番 それしか使わないと言う人もいるが 11月から5月まで燃やすには そんな事も…

薬草は私たちの周りに

ネコヤナギ(漢方薬ではない) 昨日 黄蓮の話をした。 漢方薬草がそこらじゅうにあると言う事も。 それは 私が住んでいる所だけではなく 花草木ある所ならどこにでも 薬草があると言う事なのだ。 私の住んでいる村は 車の道路が出来るまで 山裾に沿って 人間…

黄蓮の花

黄蓮(オウレン) 毎年 この季節に花を咲かせる黄蓮。 春の野草が何も出ていない時に 小さな目立たない白い花が ひっそりと立っている。 私も毎年 この花を写真に撮り ここに載せている。 同じ場所の同じ花。 黄蓮 有名な漢方薬の一つ。 小屋の周り 山の中 …

ビオラを植えた

雪が溶けた後の 土の上。 去年の暮れの茶色の落葉の重なり 押し潰された絡んだ木の枝 折れた木の枝 倒れたままの枯れた花の茎 雪に埋めた 生ゴミも現れて なんと無惨な春の訪れか。 春の野の花は まだ咲かず 辺りは一面の腐葉土色の世界だ。 濃いのや 淡いの…

懐かしい苺

甘く 大きく 歯ごたえが頼りない そして 値段が高い。 こんな苺になってから 私は何年 食べていないだろう。 昨日 京都の友達に苺をもらった。 大きな苺 小さな苺が びっしりと詰まった4個のパック。 濃い赤色 形もシャープ ざぶざぶと流水で洗い 鉢に入れ…

彼岸明けのお墓参り 

京都 北区 珈琲山居(さんきょ) 彼岸の入りは雨模様 春分の日はお寺の駐車場が混んでいる 昨日は天気が悪い と 言うわけで今日 夫の両親のお墓参りに行った。 山から下るにつれ 道路脇のデジタル温度計の数字が上がる。 大原までくると 梅や桃の花が咲き 空…

寒の戻りと言うのが これなのか?

アスファルト道路の脇に 伏流水が滲み出た 大きな水溜まり。 風の強い今日の 規則正しいさざなみが美しい。 さざなみは 漣と書く字も美しい。 電信柱を支えるワイアーが 北風と一緒に奏でる 笛のような音色。 寒の戻りというのがこれなのか? 昼前まで降った…

蕗のとうが 顔を出した

蕗のとう 雪の溶けた 明るい日差しの所 固い蕾の蕗のとうが 顔を出した。 オオイヌノフグリの青い花が 春一番のりのはずなのに 今年 私の目に止まったのは かわいい蕗のとうの子供達だ。 雪解け水で 勢いよく流れる川は 翡翠色。 小屋の中は まだまだ暖房が…

鯖の南蛮漬け

鯖の南蛮漬け 青魚が特に好きと言うわけではない。 が スーパーの魚コーナーで いかにも新鮮なオーラを放っている 鯖 鰯 鯵 秋刀魚を見つけると 必ず買って帰る。 今回は二枚おろしの鯖。 引き締まり 身の色も美しい。 出刃包丁で 切り目を入れ 小さめに切る…

蝶の標本

村の温泉にて 蝶々を見て いつも思い浮かぶのは 三岸好太郎の 「雲の上を飛ぶ蝶」だ。 それは 細長いキャンバスに描かれた 灰色がかった青空 白い雲 その上を飛ぶ 彩り豊かな沢山の蝶たち。 この絵がうちの壁に掛かっていたら どんなにいいだろう。 村の温泉…

小さな陶の箱(2)「家」

小さな陶の蓋物が好きだ。 手のひらに載せると 少しの重さを感じる。 その重さに比例するだけの物語も。 地平線が見える草原に 箱のような小さな家。 そばには 気持ちのいい風を受けて立つ木があり サワサワと音をたてる。 鳥もやってきて 羽を休め 一声鳴い…

琵琶湖畔のまち 近江今津 

琵琶湖 近江今津(周航船乗り場) 用事で出かけた近江今津。 琵琶湖の北 西岸にある港町だ。 観光シーズンに行った事がないので 賑わった町の様子を知らない。 車も人も少なく 田舎の町の雰囲気がとてもいい。 琵琶湖周航船の乗船場から眺める 竹生島 対岸の…

春の音がする

山に積もった雪が溶け始め それが セコと呼ばれる 小川の様な狭い谷に流れ 川に注ぐ。 今日の川は 深い青い色。 清冽な水が 渦を巻いて走り去る。 「どうぞ いい旅を」 と まるで旅立つ友達にでも言うように 岩にぶつかり 波立つ川へ 心の中で呟く。 巣立ち…

小さな陶の箱(1)「花畑」

明るい窓際に 手のひらに載るほどの小さな 陶の蓋物を置く。 「花畑」という名の陶の箱。 蓋を開けると どんぐりが二個入る。 まるで湯船に浸かっているようで かわいいのだ。 そして 蓋を閉める時の 軽いカシャっという響きが 何かを話しているように思える…

春が来たのか?

積もった雪が 根雪になり 上を歩けば ゴリゴリと音がし 滑って 転びそうだ。 気をつけないと。 雪は黒く汚れ 除雪ブルドーザーに押し上げられた形で 固まり そして 角が丸くなった。 小屋のそばに植わっている クリスマスローズの蕾が 溶け始めた雪の下から …

「旅に出る事」

BT 美術手帖 2003年 美術手帖 2003年 6月号の緊急特集 「21世紀の戦争と美術 イラク戦争以降のアートを考える」 パラパラとページをめくる。 「ジョン・レノンに捧げるピース・イベント」 オノ・ヨーコの言葉が 青い空と白い雲に書かれている。 『旅…

「船をつくる話」

「BT 美術手帖」 2003年 3月2日の文「若冲の溢れる花の色」と同じく 「BT 美術手帖」の記事から。 「船 山にのぼる」プロジェクト 『広島県三次市の灰塚ダムの建設の話が持ち上がったのが1973年ごろ。 ダム建設の為に伐採された木を使って 水没予定地に長…

小さく狭い世界

輝く朝陽に喜んだのに 昼を過ぎると 又 今日も小糠雨だ。 少しずつ 雪を溶かす雨と思えば いいかも知れない。 屋根から落ちる雨垂れは絶え間なく 北風は強く吹き付け 私は 外に出て行く事もなく 小屋の中で過ごした。 小屋を取り巻く山の木々は 雨の白い靄に…

鯖の煮付け 

数日前に 鯖を煮た。 とても綺麗で 新鮮な鯖を買い すぐに冷凍したものを使った。 4切れにし 醤油 水 棗の実 しょうが 梅干しの紫蘇の葉。 あいにく 酒は切らしている。 棗は微かな甘味。 鋳物のフライパンにアルミホイルの落とし蓋。 それだけで コトコト…

若冲の溢れる花の色

若冲(1994年 BT「美術手帖」を撮る) 皆さんの住んでおられる所 今日はどんなお天気だっただろう。 こちらは 相変わらず小糠雨。 いつも ズボンのポケットに入れている スマホで撮る写真は 静かな灰色の景色。 もっと色を! 本の整理中に偶然見つけた …

今日から三月

夕方 防災無線の時報のチャイムが 昨日までの4時半から5時になった。 今日から三月 もう春だ。 朝から降り続いた小糠雨は いつの間にか過ぎ去った。 少しずつ雪も溶けて行くだろう。 重い雪の下で ひっそりと光を待ち侘びる植物達。 雪の上に足跡を残し 毎…