平地より 遅くやってくる桜の開花だが いよいよ これで最後かと思う 淡いピンクの花びら。 雪の下から顔を出した 茶色のままの苔の上 ふわりと落ちて止まった 春の名残り。 輝く五月の明るい日の 昼まで吹き荒れた強い北風に 吹き飛ばされもせず 心地良さげ…
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