2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オマーン産 三度豆

アラビア半島の角。 原油、天然ガスと砂漠の国。 そして 私の大好物のナツメヤシの大産地でもある。 それ位しか知らない国、オマーン。 スーパーで三度豆のパックを手に取ると それはオマーン産だった。 価格は国産の半分。 「よっし、胡麻和えにしよう」 三…

待ち望む春を前にして

数日前 大きな重機が2台 奥に運ばれていった。 川上のどこかで工事が始まったみたい。 川の水が濁っているもの。 近くの崖の下に 大きな石がゴロゴロと落ちている。 おお、危ない 危ない。 凍っていた土が融けて それで石が落ちてくるんだ と、「ライフルマ…

栃餅 よもぎ餅 

春に蓬を採って さっと湯がき それを冷凍庫へ。 半解凍の時に刻み 餅米を蒸す時に一緒に入れず 搗く時に入れる。 栃の実の灰汁抜きは 風呂の薪の灰。 栃餅は好き嫌いがあるから 知ってる人にしかあげられない。 と、タヅコさんは説明してくれる。 軽トラが止…

ドキュメンタリー映画「Bowling for Columbine」

Bowling for Columbineは 2002年制作のマイケル ムーアの ドキュメンタリー映画だ。 1999年に発生した コロンバイン高校の銃乱射事件を題材とした。 アメリカの開拓時代から現在に至る 銃社会の検証。 アメリカ同様に銃普及率が高い隣国カナダの 銃…

鳥の声も川の流れる音も

鉄錆色の花をまとった杉 見上げる山の 落葉樹、広葉樹の間に ぽつりぽつりと針葉樹が見えるのは とてもいいものだ。 でも 小屋の周りは杉の木ばかり。 冬でも夏でも変わらない。 鉄錆色の花をまとった杉に 鳥が飛び交ってはいるが 好物の実のならない杉の木…

裸馬に股がる「ウマコさん」

遠くに馬が2頭見えますか? 湖西畔まで山を下り 郵便局で荷物を出し ちょっとした買い物をすました。 今日は風もなく穏やかな日。 いつもとは違った道で帰ってみよう。 古代の継体天皇の皇后の御陵の前を通り ずっと山の中へと車で上がる。 平野の様な山の…

のんびり屋のシジュウカラ

窓ガラス越しに撮ったシジュウカラ シジュウカラは神経質な鳥だ。 餌台にやって来ても 写真は中々撮れない。 影が動くだけでも せわしなく飛び立つ。 餌台にたっぷりのカメムシ。 昨日から一羽ののんびり屋の シジュウカラがやって来る。 少しくらいの音がし…

残り物で焼いたココアケーキ

賞味期限が過ぎたココア。 中途半端に残ったチョコレート。 たっぷりある胡桃。 おやつが残り少なくなった今日 残り物でココアケーキを焼いた。 夕飯時に作るには レシピを見ながらでは時間がかかる。 作り慣れたものでさっと作った。 玉子、砂糖、キャノー…

鳥達の大好物 カメムシ

夜になり ストーブに薪を景気よく燃やし 小屋の中がポカポカとしてくると カメムシがブーンブーンと飛び始める。 料理中の鍋には蓋をし 出来た料理にはラップをかける。 これだけ用心していても 蓋を開けた鍋の中には カメムシが溺死しているではないか。 ほ…

編み込みのセーターを着ている雀

私の住む所では雀を見かける事がない。 田んぼは沢山あるのに。 とんびは空高く円を描いて ピーヒョロと鳴き シジュウカラ、セキレイ、ヤマガラは 毎日うちの木蓮の枝にやって来る。 雁やオシドリも川に浮かび その川沿いの道を私が歩くと 驚いて飛び立つ。 …

私は一日小屋の中

今日は 強い北風で 雪が横流れに降った。 走る車も少なくて 北風に揺れる杉の枝から 吹かれる雪が 粉の様に飛んで行く。 私は一日小屋の中で なんだか体が重くなる。 こんな日にも 梅や水仙が咲いている所が 日本の中にあるなんて。 白い雪景色やら ピンクの…

春になると・・・

雪の山の落葉樹の林。 赤くて固い弾けそうな葉っぱの芽を 枝いっぱいに付けてるんだろうね。 春になると 萌黄色の木々の間に 淡いピンクの山桜や 白い辛夷の花が咲いて それはそれは 胸がどきどきするのだ。 白い雪の山を 鹿が歩いていないかと 遠目に見る。…

働き者の質素なストーブ

道の駅の駐車場は 図書館の駐車場でもある。 本を抱えて出て来ると 大きな声で駐車場で話している 一番奥の集落の住人、90才の男性。 「今年の冬は寒いのう! うちの中で−2℃やど」 驚いた・・・ そりゃあ、流しの排水口まで凍るよ。 うちの小さい木の小屋…

山を眺めて歩く人

鉄錆び色の杉 錆びた鉄の色。 まるで枯れているかの様な山や林。 それは 杉の花の彩りだ。 まだ 山も畑も家の周りも 厚い雪に覆われているのに 花だって? 風吹く日に 淡い黄色の幕がはった様に 飛び散る杉花粉。 ああ、大変だ。 白いワゴンが止まる。 「乗…

フィンランド映画「希望のかなた」

映画「希望のかなた」 例年にない凍った日々。 しかし 愛すべきカウリスマキの映画なら 見逃してはならない。 1月の終わりに「京都シネマ」へ行って来た。 難民三部作のうちの2作目。 「希望のかなた」 監督:アキ カウリスマキ フィンランドの港に停泊中…

冬の日替わりスープ

夏の太陽の下では 全く元気のない私だが 冬の寒さには強い。 道路が凍ってツルツル滑る日も 雪が吹き付ける日でも 上から下まで防寒は怠りない。 そんな私だが 冬には熱々のスープを毎晩食べて お腹の中も温めている。 さて 今日のスープ。 凍ってフニャフニ…

納屋で凍った白菜

オチヨさんの家 オチヨさんを車で送って行くと 必ずお土産を貰らう。 「いいですよ そんなに遠くじゃないんだから」 と言ってもきいてくれない。 先日は 小豆と納屋でカチンカチンに 凍ってしまった白菜だった。 91才のオチヨさん。 現役の農婦。 艶々と光…

「−11℃」

(カラー写真) 玉子の配達にやって来た 「タマゴ」のケンジさん。 白のマスクをしてしょげている。 「今朝は気温が−11℃やった。 流しの排水口が凍ってしまった。 水が流れない」 と「ライフルマン」氏と同じ様な事を言う。 会う人との会話は、 まず、尋常…

「−17℃だった」

「ライフルマン」氏から電話があった。 「朝起きて温度計を見たら−17℃だった。 顔がぴりぴりした。 流しに水を流したら逆流した」だって。 −17℃はまんざら嘘ではないだろう。 うちのバケツの水も凍って 重い塊になったんだから。 そして又 風呂の湯と水…

自慢げな氷柱(ツララ)

道の脇 伏流水が沁み出ている所。 冬に見事な氷柱が出来る。 所々に立っている デジタル温度計より正確に 気温を教えてくれる様な気がする。 さて 今日も側を通ると 自慢げにこちらを見てるではないか。 のこぎりでシャッシャッと切り 冷凍庫に入れておこう…

NHKFMで深夜に聴く「ホテル カリフォルニア」

毎晩11時になると 私はNHKFMを聴き始める。 水曜日夜11時からは The Alfee(ザ アルフィー) 待ってました! 個性の違う3人が還暦も過ぎ 40年以上喧嘩もせず 毎年ライブを続けている。 と、感心はするが特にファンと言う訳でもない。 でも ラジオで聴…

NHKFMで深夜に話す平田オリザ

NHKFMで劇作家の平田オリザが話している。 深夜の番組「夜のプレイリスト」 16才の時 平田オリザは自転車で アメリカとヨーロッパを旅した。 今の様にインターネットのない時代。 40年前の話。 地図と運と人との出会いに助けられ 1年半の旅を終えて帰国…

カミルからの荷物

チャックの畑のボランティアとして 夏から冬まで集落にステイしていた スイス人のカミル。 冬の日本から夏のニュージーランドを経由して スイスに帰ったのは12月の終わりらしい。 そのカミルから荷物が届いた。 お母さんが編んだマフラーと帽子。 私の住所…

温かいお湯が出た

朝の窓から射し込む光。 輝いて溢れる様だ。 空も青く その上、白い雲まで流れて。 上々の一日の始まり。 雪が散らつく昨日。 水の出ない給湯器を直しに 御年91才の「鍛冶屋さん」に来てもらった。 1時間程かかって「これで大丈夫でっせ」 ほうじ茶とバナ…

モリモリと食べた

温泉の山 支所(かつての村役場)の前で 「玉子のケンジさん」に会う。 去年の大雪で ケンジさんの池の鯉が死んだ。 屋根の雪が落ちて鯉に直撃したのだ。 そして今年も 「雪が多すぎる。 何もかも凍って、給湯器の湯が出ない。 冷たい水で食器を洗うのが嫌な…

広い空が広がる所

安曇川町 雪の道をゆっくりと運転し 琵琶湖側に下る。 大丈夫なんて思ってはいけない。 スリップして車の前に 大きな穴を開けたのを忘れないで。 山の中の狭い空から 広い空が広がる所。 白い雪の田んぼと 灰色の空との間の人間の住処。 泣いたり笑ったりの …

やるべき事を黙々と

1月31日 「水道が凍結して出ない」 集落のあちこちで困っている。 でも かつては生活水だった 年中流しっぱなしの山の水がある。 今でも豊かに庭先に流れている。 うちは伏流水をポンプで汲み上げている。 切れる様に冷たい水が 蛇口からほとばしり出る。…