野薊 枯れたススキの葉っぱの間から 元気に顔を出した 野薊の娘。 「あーあ、よく眠った」 と 両手を上げて伸びをする。 細い茎のスミレの様に 風に吹かれて 倒れる様でもない。 冷たい雨や風に打たれて 太陽の光に晒されても びくともしない。 その上 イガ…
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