2015-01-01から1年間の記事一覧

今日

細かい枝の向うに 透けて見える 空。 一時も休まずに 形を変えて 流れて行く 雲。 大きく吸い込んだ空気が 体の中に 流れたのを 感じた今日。

楢の林

赤や黄色の葉っぱは 落ちてしまったのに 楢の茶色は 今が最後の 紅葉だ。 細い枝に しがみついている 葉っぱが落ちて 地面を被う 朽ちた茶色。 湿った、深い匂い。 その上を 私も、鹿も 用心深く歩く日々。

「そんなにイライラせずに」

(27日16時30分の空) 友達が遊びに来た。 お母さんと一緒に。 昼過ぎに来る予定が、来たのは2時半。 暗くなる前の4時半にあわてて帰って行った。 誰かが来る日は落ち着かない。 そして 友達が帰った後は「疲れた」と思う。 別の友達から 「日曜日に…

ミルク色の太陽

夕方の西の空。 青い空は見えない 湿った靄のかかる空に ミルク色の太陽。 「魔の山」に出て来た 陰鬱なドイツの空に 浮かんでた太陽もミルク色。 ずっと昔に読んだから 正しい記憶かどうか・・・

何の木?

朽ちかけた杉の木。 そこから 小さな、小さな 赤い木の芽が。 何の木かな? 雪の下で 冬を越せるかな? がんばれ。

寂しい景色

夕方、 山道を下っていた。 まさに太陽が 山の影に隠れようとするその瞬間 その光は 空を輝かせ 多分、私の顔も輝いていたはずだ。 でも 写真で見るその景色は なんて寂しげに見えるんだろう。

16時30分の「琵琶湖周航の歌」

夕方4時半。 防災無線から「琵琶湖周航の歌」のメロディーが流れると 私は仕事を終わりにする。 手を洗って 仕事場のドアをしめる。 後30分で暗くなる今の季節。 しばらく、空を眺めたり 焚き火に木っ端を燃やしたり ストレッチをしたり。 夏には「琵琶湖…

よつ葉バターでアップルパイ

漂うバターの香り。 甘酸っぱいりんごに シナモンをたっぷり振りかけて。 焼きたての熱々のアップルパイを ミルクたっぷりの紅茶と一緒に さあ 食べよう。

1990年 マンハッタン SOHO 店のウィンドウ(4・最終回)

ガーデニングの店。 古いビルの一階。 この奧に何があるの? 森があったり、畑があったり。 ブリキの家 樹の本 鳥の巣箱 休業中のギャラリー 積まれたレンガは作品ではない。 でも 知的な風貌の8個の塊。 ラテンアメリカとハイチのフォークアート。 「なる…

1990年 マンハッタン SOHO 店のウィンドウ(3)

おもちゃ屋ではない。 ギャラリーのウィンドウ。 こんな楽しい作品があるなんて。 アンティークの店。 ブリキのトラック カラフルな蛇 淡い色の陶の鉢 プラスチックの車 ガラスの小さな瓶 Coca Colaにキャンドルスタンド 1950年代の懐かしい物達。 PLAST…

1990年 マンハッタン SOHO 店のウィンドウ(2)

FUTON?フートン? ヒュートン? フトン? 何のお店か分からなかった。 だって、 ディスプレイが「洗濯」だったから。 アメリカのドラマを見ていたら マンハッタンのアパートで 布団を使っている場面があった。 「なんだ、FUTONは布団だったんだ」と 分かっ…

1990年 マンハッタン グリニッチビレッジ 店のウィンドウ(1)

1990年秋。 マンハッタン グリニッチビレッジのパン屋。 人気のお店だと後から知った。 藤のかごのカートにパンを立てて 配達もする。 日本の魚屋さんとは随分違うけど 匂いは同じ。 花屋さん、今日は臨時休業。 「好きだ、好きだ、好きだ」 と 心の中で…

大学キャンパスの森

大学のキャンパスは それぞれ個性的で楽しそうだが 自然に囲まれたここのキャンパスも 中々のものだ。 大津市瀬田にある 龍谷大学瀬田キャンパス。 この大学のカルチャーセンターみたいな所に かれこれ5、6年通っている。 キャンパスに 山があり、雑木林が…

貰い物(2)パイとラザーニャ

アメリカ人のチャックが カブに乗って京都から 野菜の収穫にやってきた。 そして 今朝作った料理を半分くれた。 ダッチアップルパイ 「パイシートの上の、スライスしたりんごの上に クラム(砂糖、小麦粉、バターを ポロポロになるまで混ぜる)を敷き詰める…

貰い物(1) 大根、赤カブ、小松菜、小芋

野菜を貰うのはうれしい。 無農薬の上に新鮮だし。 だが、二人住まいでこの量。 夕方の2時間を野菜の整理にあてた。 小松菜、大根の葉、赤かぶの葉は 切って、湯がいて、冷凍庫へ。 大根2本は道具で細かく突いて 赤かぶは銀杏に切って 塩を振って。 よーく…

冬苺

今日の強い風と雨で 紅葉した葉っぱは 落ちてしまった。 バトンタッチしたかのように 崖に赤いガラス玉の 冬苺達。 雪が降り始める 12月の終わりまで 赤い実を次から次へと 付け続ける愛嬌者。

透明な煙

田舎で 屋根の煙突から 煙がボーっと出ているのは 牧歌的でいいものだ。 白や灰色の煙が ハッキリと見えるのは ストーブの中で 薪が不完全燃焼している。 透明な、少し青い様な煙は 薪がストーブの中で メラメラ、赤々と燃えている。 8年間 薪ストーブを使…

人気の柿の木

四季を問わず アマ、プロの写真家がやって来る 私の住んでいる山里。 透明な川の側に立つ この柿は一番人気の被写体。 何人もの写真家が この柿の周りに三脚を立てて。 渋柿なんだけどね。

自転車ラーレー(RAREIGH from England)

半ば雨ざらし いつ捨てようかと思いながら でも 何故か捨てられずに今もここにある 自転車 ラーレー。 35年程前 京都市中京区の小さなしもた屋風の ラーレー専門の自転車屋で買った。 夫がカーキー色で 私が茶色のラーレー。 イギリス映画で 郵便配達人が…

人参ケーキ

甘党の夫と私。 「お菓子がない!」と思っても 近くのコンビニまで 車で30分。 そんな時は・・・自分で作る。 さて 今日のお菓子は人参ケーキ。 ホームメイドケーキの定番。 普段のお菓子にはキャノーラオイルを使う。 玉子をカシャ、カシャ♬ 砂糖とひとつ…

今日も雨

うちの周りの 見事な紅葉の山道を 歩いたり、写真に撮ったり。 沢山の車と人がやって来て うちの薪まで撮られている。 オレンジ、紅、黄、茶 霧雨の中でしっとりと 色を濃くした 落葉樹達。 後何日で 吹雪の様に 枝に別れを告げるのかな。

雨の一日

朝から 霧の様な雨がしとしと降って 紅葉が一気に進んだ。 湿った葉っぱは 深い色になる。 雨の合間に どんぐりとクリスマスローズの種を いい加減に 種苗ポットに植えた。 自然に芽を出した 枇杷と夏みかん。 それも ポットに移した。 毎年 雪に埋もれて消…

K君の器

街路樹が赤や黄に色づいて 気持ちのいい金曜日の夕方。 K君の個展に行った。 京都の北、植物園近くの小さな画廊だ。 カラーリストのK君の器は 色が溢れている。 緑の野菜をたっぷり入れて 黄金色のオリーブオイルのドレッシングをふりかけ ムシャムシャと 馬…

黄色い葉っぱ

この川が 琵琶湖に流れ 大阪湾にまで続いているのが 不思議な気がする。 川に ひらりと落ちた 黄色い葉っぱは どこまで旅をするのか。 山や空を眺めながら 「どうぞ、楽しい旅を」

カイツブリ

(琵琶湖東岸) 紅葉が盛りの頃に どこから来るんだろう? 湖面に無数のカイツブリが 波に揺られている。 メタセコイアの樹が 茶色に変わって 風が冷たくなって。 鳥を見ると いつも切なくなる。 あの小さな体で 海を渡ったり、山を越えたり。 偉いな、ほん…

今日の夕方(2)

夕方 4時40分過ぎ、 靄のかかり始めた山。 5時のバスが通る迄 後20分。 その時は もう薄暗く バスのヘッドライトが 山道の角を曲がって来るのが見える。

今日の夕方(1)

夕方の 淡いピンクとブルーの空。 山に登って行く靄。 影絵になってしまった 合歓の木。 一日として 同じ姿の 夕方はない。

りんどう(竜胆)

家の前の 車も走る道路脇に 咲いている。 毎年 山野草を売ってる人が 車でやって来て、 レジ袋に一杯詰め込んでは 帰って行く。 それにもめげずに 今年も咲いた りんどう。 「ようこそ」

芋煮会

秋の紅葉の頃 友達が集まって芋煮会をする。 今年で5年目?、6年目? 今日は 風もない 穏やかな日。 日が暮れても 火のまわりで話は尽きない。

小入谷峠(おにゅうとうげ)

小入谷峠から 北を見れば 福井の若狭湾、 南を見れば 京都の北山。 福井と滋賀の分水嶺の峠だ。 800mから見る山、又、山。 非日常の大きくて広い荘厳な世界。 枝にわずかに残っている 橅(ぶな)の茶色の葉。 そして 紅葉樹の赤や紅、黄色の葉。 春の緑が…