シンプルで 健康的なパン

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キッチンミトンを両手にはめ

釜を逆さにして振ると

湯気の立つパンが ゆっくりと出てくる。

ホームベーカリーの釜から取り出したパン。

熱々を表の冷気にさらし ほんの少し冷まそう。

 

夫が 二、三日に一度計量し ホームベーカリーにセット

朝に食べる焼き立てパン。

 

バターを使わないこのパンは

パンドカンパーニュや フランスパンの

風味と食感を持つ。

 

パンの表面は固く 中はしっとりしている。

軽く焼いて バターかマーガリンを塗り

その上に半分ずつ ジャムと蜂蜜。

 

シンプルで どこか健康的な表情のパン。

これを10数年食べ続ける私も

シンプルで どこか健康的だ。

 

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強力粉   375g

イースト  4g

水     274cc

塩     5g

砂糖    38g 

 

「オーブンで焼く」

    ↓

 

 *パウンドケーキ型で焼く場合

  材料をボールに入れ 手で捏ねる

  2回発酵させる

  190度で30分焼く

 

 *小さく分けて丸めて焼く場合

  190度で15分焼く

 

藪椿の実

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藪椿の実

細くて 背の低い藪椿の木。

それは タイチさんのよく手入れされた

庭にひっそりと立っている。

 

その木に はっと目をひく2個の赤い実。

早生のみかん位の大きさのそれは

柔らかな布で 丁寧に磨かれたかの様に

艶やかに光っている。

 

固い実だと鳥達は知っているのか?

嘴で突いた後もない。

 

春には紅色の花びらを開き

その花が柔らかな苔の上に落ち

そして

秋の明るい日差しの下 実を結んだ可愛い姿。

 

ポケットから ゴソゴソとスマホを取り出し

一番いい姿を写真を撮った。

心地いい朝の空気

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10月5日  朝

 

霧に包まれた山々 小屋の周り。

その霧が 太陽の光に当たると

すっと消えてしまう。

後には あたりを包む冷たい空気が残る。

 

木漏れ日は輝かしく

朝露は草や木々の葉に残る。

顔を近づけ 露の中の反転した世界を見る。

 

秋明菊の白い花びらは 光を透かし頭を傾げる。

 

朝も夜も 鳴き続けるコオロギ達。

今を生きる生命力のごとく

懸命に微かな音を響かせる。

 

朝の清々しさ 心地よさ

晴天が続く 今の時だけのものだ。

週に一度の買い物

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10月2日 夕方5時過ぎ

 

買い物に出かける。

「小屋」から琵琶湖岸にあるスーパーまで

車で片道50分。

ほとんど信号のない道を

山 畑 稲田の季節を感じながらのドライブだ。

 

週一回の買い物で 同じエリアにある3軒の店を回る。

生鮮食品は大手のスーパー

輸入食品は業務スーパー

アメリカ ヨーロッパ ロシア等の

いいものが安く手に入る。

そして たまにホームセンターへ行く。

 

カートを押しながら

スーパーの駐車場から見上げる 湖岸の空。

広いなぁ・・・ 

淡いピンクの雲が ゆったりと東に流れる。

 

 

スーパーを出発した時は 明るかった空が暗くなり

密状態のキャンプ場の テントの灯りが暖かく光る。

とても 平和な光景だ。

輝く タフなミント

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ミント

 

夏にひょろりと伸び 葉を茂らせ

風に揺れると 空気にいい香りを撒いた。

窓辺に置いたミントの鉢。

 

夏の終わりに 短く切った。

タフなハーブ ミントは 

決して消えたりしない。

 

台風の強い北風が吹き去った今朝。

青空に小さな雲が北から南へ流れ

空高く 何かの鳥が飛び去った。

そして

朝陽に輝く ミントの新しい葉達。

気持ちいい冷気の中で

窓から微かに聞こえるボブ・マーリー

音楽好きのミントは 確かに うちの住人だ。

夕方の虹

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9月30日 夕方

山の中の 細い川筋に点在する集落。

迫る山に囲まれた 

私の小屋から見えるのは 狭い空だ。

 

爆音を響かせて現れたヘリコプターも

満月も 飛行機雲も

しばらく経つと 視界から消える。

 

霧雨が降っては止み

青空が現れては 厚い灰色の雲が

押し寄せた昨日。

 

霧雨の夕方の

いつにない明るさに 見上げた空。

黒く迫る東の山上に 大きくかかる二重の虹。

その虹を包むように 淡いピンクの空間が

周りの世界を染める。

 

自然の為せる技を 見逃してはならない。

 

後少しで暗くなる前に 

私を驚かせた 大きな虹だ。

秋の花 今が盛りと咲いている

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夏から秋の移行時の 花の端境期が過ぎてしまった。

 

今朝 小屋の周りを見渡すと

埋めた生ゴミから蔓を伸ばした先には

黄色のかぼちゃの花が。

 

ミゾソバ 野菊 ゲンノショウコ

名も知らない黄色の小さい花

帰化植物のブルーミストフラワー 加賀乃薊などが

今が盛りと咲いている。

 

黄色く感じる秋の日差しに

秋明菊は白の花びらを輝かせ

あちらこちらで群れて 風に揺れている。

 

朝の涼しい風と光。

草の上に落ち葉が重なる。

土に還る前の 静かな風情だ。