オリーブの枝

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淡い紫色の花が

小屋の周りに咲き出したのは

2、3年前からだ。

 

繁殖力が強く

自分の陣地をじわじわと広げていく。

 

そして

薄紫色の花から

今年は 白い花が咲き出した。

 

突然変異なのか 先祖返りなのか分からない。

 

周りを見ても

同じ花は見当たらず

とにかく

「ようこそ」と言うべきだろう。

 

 

数日間

テレビニュースを見るのが怖い。

北九州の豪雨の映像が

余りにも激しく 言葉が出ない。

 

創世記の1章「ノアの箱舟」は

長く続いた豪雨からの希望を描いた。

 

遠い昔から

災害は人を叩き 

叩かれても人は立ち上がって来た。

しかし

こんなに頻繁に叩かれては

力尽きてしまう。

 

洪水が引いた後

ハトがオリーブの枝をくわえて

箱舟に帰って来た様に

被災地にも「ハトがオリーブの枝」を

くわえて飛んでくる事を

ニュースの映像を見るたびに思う。