ほんの一時間だけと・・・

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今夏 

初めて見た様な気がする入道雲

多分 そんな事はないだろう。

 

山の中の一本道。

見上げるその先に

立ちはだかるむくむくの塊り。

 

湿度の多さに体がだるく

汗が滴り落ちた。

 

夜の9時に

ほんの一時間だけと

ベッドに転がり

しかし

目が覚めたのは深夜12時だった。

 

扇風機が

ゆるゆる回っている小屋の中は

涼しく 冷たい空気に満たされていた。

 

体のだるさもとれ

頭もすっきりと。

又 眠るのが勿体無い。

 

夜の気持ちよさと

夜明けの静かなひと時。

苦手な夏の一握りのギフトだ。