「ほ〜 これがごぼうの花か」
と 誰しもが思うだろう。
いがぐり坊主の様でもあるし
あざみの様でもある。
生ゴミと一緒に
土に埋めたごぼうのヘタ。
それが芽を出し
どんどん伸びて
私の背を追い越し
上から見下ろす
一風変わったごぼう娘。
昼間に見たごぼうの花を
思い出しながら
ようやく空気が冷たくなった
小屋の中で
ラジオを聴く。
そして
ごぼうという漢字「牛蒡」
無骨な姿を
これ以上ぴったりと
表わした字の形は他にないと
大変感心した。