日々の暮らしは日常に

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京都岩倉から比叡山を望む

 

9日間、京都へ「通勤」していたのに

夫の家のお墓参りに行く事が出来なかった。

 

比叡山を望む墓は

私が通った岩倉から

そんなに遠くない所にある。

 

お墓に花を供えるだけの事なのに

行けば気分がスッキリし

行かなければ何故か心に引っかかる。

 

 

田んぼの畦に彼岸花が咲き

黄金色の稲を刈るコンバインが音をたてる。

月初めの台風が残した傷を横に見て

日々の暮らしは日常に戻った。

 

朝夕の空気の冷たさに

あれほど私達を叩いた夏の暑さを

懐かしく思う。