「ありがとう、チャオチャオ」

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「時の経つのは速いな

 寂しい、とても寂しい」

と、ポーランド人のジャグァッシュは言う。

 

チャックの畑のボランティアとして

2週間滞在する予定を、後、2週間延ばし

ついにここを離れる前の日。

余程、ここが気に入ったのか

何回も「寂しい」と言う。

 

チャックのレクチャーを聴きに

琵琶湖まで行ったり

福井の若狭湾が遠くに見える峠に登ったり

バスに乗らずに10キロ程の山の道なら歩いたり。

 

ヘルマン・ヘッセ内田光子

オペラの当て合いっこやアンジェイ・ワイダ

ギュンター・グラスや難民の話など。

日本の山の中の小屋でこんな話をするなんて

思っても見なかっただろう。

 

今日

チャックの車に乗り

「ありがとう、チャオチャオ」と帰って行った。

おやおや、目が潤んでいたよ。

 

東京から上海へフェリーに乗って、

香港、ベトナム、インド、オーストラリアへ。

そしてトルコからギリシャを経てポーランドへ帰る。

出来れば

ブラジルとチリにも行けたらなぁ。

 

iPhone片手に

世界中を歩いている若者はどれ程いるのだろう。

私は本でも、映画でも、音楽でも

"Home - Coming "物語が好きだ。

 

勿論、サイモン$ガーファンクルの

“Homeward Bound"も大好きだ。

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Homeward Bound(家に帰りたい)