渋柿のその後

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酒屋のシゲオさんから

一週間程前に貰った渋柿

 

「もう捨ててしまおうか」

と、思う程

シワシワになった柿を

半分に切り

皿に乗せた。

 

美しい深い柿色。

 

スプーンで

果肉をすくう。

 

とても柔らかいのに

しっかりした感触が

スプーンから伝わる。

 

固いめのゼリー。

濃密な甘さ。

 

時を得て

渋い柿は甘い柿に。

 

「おいしかった」