紅い実

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家の前の崖に

小さいのに存在感満載の

紅い実が。

 

朝から降り続く小雨をまとって

雫となり

それはまるで

夜店のりんご飴の様だ。

 

晩秋の

しっとりとした空気の中で

「かわいい」としか言いようのない

名前の知らない紅い実。