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「心をみがけば、奇跡はおこる」
数年前に見た、私の大好きなアキ・カウリスマキの映画。
今まで見たカウリスマキの映画の中で、この映画「ル・ アーブルの靴みがき」は私にとって一番の作品になった。
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フランス、ノルマンディの港町、ル・アーブル。
そこに住む靴磨きのマルセルとその妻、そして愛犬のライカ。
ある日
アフリカからの不法移民が乗ったコンテナ が港に漂着する。
マルセル、隣人、最後には少年を追いかけている警視までもが、そのコンテナから逃亡した黒人の少年を、母が住むロンドンへ ル・アーブル港から密かに船出させるのに成功する。
そして、死を宣告されたマルセルの妻の病気までもが完治する。
まさに奇跡のような話の映画だ。
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「ル・アーブルの靴みがき」のポスターにはこう書かれている。
「心をみがけば、奇跡はおこる」
映画の主人公マルセルは、毎日靴を磨きながら、自分の心までも磨いていたのだろう。
映像も、俳優も、舞台の様な町並みも、家も、むっくりとした素朴な木の鉢の様な映画だと思う。
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文の中のブルーの部分、「ル・アーブルの靴みがき」をクリックすると予告編にリンクします。