雑感

フランス娘 アシュレッド

午後4時40分 台風21号の三日程前に チャックの畑のボランティアで フランスのリールという ベルギーとの国境沿いの街からやって来た 21才のフランス娘、アシュレッド。 大人も震え上がった21号台風にも 怖くなかったと強がった。 そのフランス娘が …

ふかふかの冬布団

朝晩 ストーブに薪をくべ始めて随分になる。 なのに 布団が薄い夏布団と毛布だけだったなんて。 冬の布団を出した。 ふかふかの冬布団。 暖かい布団にもぐりこんで 眠る事の出来る幸せ。 質素だが3度のご飯を 美味しく食べる幸せ。 雨露をしのげる小屋のあ…

穏やかな日は口笛など吹いて

一日がまだ明け切らない 灰色の空気の中で 鳥が鳴き始める。 目覚めて靴をはき ぼんやりした頭を 冷気で覚醒し トコトコと朝の散歩。 小さなカメラを ズボンのポケットに入れて。 山の向こうから 顔を出した太陽に照らされて 草や樹々が輝いている。 こんな…

家の風格

タイチさんの家 私の住んでいる集落には 400年経った家がある。 くず屋葺きの屋根を トタンで覆ったトミコさんの家だ。 太い柱や梁もその当時のまま。 襖が開けにくい等の狂いもなく どっかりと建っている。 そんな家々の中で ひと際目を引くのが タイチ…

水たまりの中の空

夜に雨が降り 朝には青空という日が続く。 朝の散歩中に見た 水たまりの中の空。 そして 昼間の明るい日差しが なんと気持ちのいい事か。 台風で倒れかけたままの柵。 気になっていたのを修理した。 野ブドウやアケビの蔓が絡まった柵。 チョキチョキと蔓を…

すごく幸福でなくてもいい

気持ちのいい日が続く。 朝 山に朝靄がかかり 太陽はまだ山の向こうから 顔を出さない。 冷たい空気が 肺の中まで届く様だ。 野菊が群れて咲き そんな景色の中で暮らしていると 世界の出来事が遠くに見える。 平凡な日常が一番大事だ。 すごく幸福でなくても…

炭の燃える音と色

さて 昨日 トミ子さんから貰った炭。 早速夜にストーブにくべた。 燃える薪の上にそっと載せる。 パチパチと音をたてて しびしびと小さな炎をあげて燃える。 炭が暖房手段だった子供時代。 家族が火鉢を囲み みかんを食べたり餅を焼いたり。 ラジオを聞きな…

夕焼け空にシャワーの様な雨

「あげると言うものを断ってはいけないよ。 次にくれなくなる」 と、20代の時にしっかり者の友達が私に言った。 ぼんやりの私は 友達のこの言葉に甚く感心した。 「なるほど」と。 あの日から幾星霜 友達はずっとしっかりしたまま年をとった。 先日、ケン…

今日の一日(午前6時半から午後6時まで)

図書館のパーキングにて 夏から秋にかけて バタバタ ジタバタの日が続き 気がつけば10月も半ばが過ぎた。 夜明けが遅くなり 窓の外の白い朝もやを見ながら バターと紅色のすももジャムを塗った パンをかじる。 10時頃 郵便配達の車が止まり ポストに友達…

花梨(カリン)

花梨(カリン) 花梨と書いてカリン。 同種ではないが西洋花梨はマルメロ ポルトガル語だ。 目で見る「花梨」という字の美しさ。 音で聞く「カリン」「マルメロ」の響きの心地よさ。 熟すと静かな黄に色づく。 小柄な90才の女性が レジ袋いっぱいのカリン…

朝にはライトダウンをはおった

ハロウィンは10月の終わりの日。 霜が降りる頃。 クリスマスよりも 子供に人気のハロウィン。 子供英語教室を経営する友達は 飾り付けやプレゼントの用意やら 忙しくて仕方がない。 私の小屋の中。 テーブルの上に 木の鉢に盛られたみかんが山盛り。 空気…

終日の雨

強い風や雨に叩かれても 頭を下げて 通り過ぎるのを待つだけ。 そんな気位の高い花は秋明菊。 うちに来る人は皆 群れて咲く花を手にとり 「綺麗だねぇ」 太陽が一日顔を出さず 鳥の声を聞いたかな? 雨が終日しとしとと降る今日 甘いビスケットを食べながら …

「ああ 疲れた」

栗の木 軽トラ荷台 90才代の姉妹に会い そして 車で家まで送った。 トミコさんから 「さつま芋と蔓を取りに来て」 と 電話を貰う。 薄暗くなる頃に帰宅すると チャックの小屋に滞在中の 21才のフランス人の女の子が来て クレープを焼いてくれた。 そして…

日々の暮らしは日常に

京都岩倉から比叡山を望む 9日間、京都へ「通勤」していたのに 夫の家のお墓参りに行く事が出来なかった。 比叡山を望む墓は 私が通った岩倉から そんなに遠くない所にある。 お墓に花を供えるだけの事なのに 行けば気分がスッキリし 行かなければ何故か心…

「餃子食べる?」(2)

「餃子食べる?」女史の名前が見えないとはいえ そしていくら私がその話に衝撃を受けたとはいえ 何人かの人に向かってビックリ話を書いたのは 自分自身に後味の悪さがあった。 しかし その後味の悪さを幾らかだが緩和する事があった。 私が今日まで通ってい…

「餃子食べる?」

「餃子食べる?」 と知人から電話がかかって来た。 貰いに行くと 「じゃあ 1900円」と請求された。 「遅いから泊まって行きなさいよ」 と 知人に親切に言われたので泊めてもらった。 朝 礼を言って去ろうとすると 「じゃあ 3500円」と請求された。 …

台風が過ぎて

21号台風が近畿を真っすぐ北に通り過ぎ 私の住む滋賀県も風速39メートルを記録した。 電線が山や道路脇の杉林の間を通っている。 台風でなぎ倒された杉の木々に電線は断ち切られて 停電は六日間続き、電話、携帯は9日間使えず テレビ、インターネットは…

不安な日々

3日 午前7時 日常的になった災害ニュース。 うちも台風で何回か被害にあった。 ニュースを見たり聞いたりする事で 不安になる日々だ。 今も21号台風が 刻々とこちらに向かっている。 今日は一日何も手に付かず 雨や風に叩かれる小さな小屋の中で 不安な…

福井小浜のテトラポッド

一つが40トンの消波ブロック テトラポッド。 若狭湾小浜港にズラリと並ぶ。 側に立った人間が小人に見える大きさだ。 滑らかな風合い 機能を追求された物が持つ シンプルな美しさ。 こんなに重いものが 東北震災の津波では 波に飲まれ流されたなんて。 台…

お盆の入り

雨降りの後 雷が鳴っても この雨はありがたい。 少しは涼しくなるはずだ。 そして 埃の被った車も 「ああ、すっきりした」 と言う私も 激しく降る雨の午後 夫の両親の墓参りに京都へ行った。 雨に濡れたお墓。 念入りにたわしで洗い 花を生ける。 立ち上がっ…

自然の計らい

ブローチ 扇風機を回し続けた 昼間の暑さが嘘の様だ。 夕方 汗がひいて 「これは気持ちがいい」 そして夜になり 長袖のTシャツを着て ほっとひとごちた。 昼間の暑さに耐えうる様にと 朝の植物や車に残る 夜露の跡。 そして 暑さで疲れた人間にも 夜の涼しさ…

虫との闘い

昨日の朝の冷気の文を読んで下さった方達。 「山里の朝は なんと気持ち良さそうなんだろう」と 思っておられるに違いない。 私は決して嘘はついていない。 気持ちのいい朝の冷気は 街では経験出来ないものだ。 しかし 山里の生活は虫との闘いでもある という…

夏の夜は長い

暗くなった景色の向こうで サーモンピンク色の一刷毛。 「今日も一日ご苦労様」と 手を振っている様な いない様な。 長く感じる夏の一日。 まずはニュースを見ながら 晩ご飯を食べよう。 その後からが 又長い夜だ。

夕方は22度

夫は京都へ 私は大津へ。 山の中は 行きは汗を拭き拭き35度 夕方の帰りは22度。 頭がボーッとする程の昼間の暑さから 深夜の今は肌寒い程だ。 小屋の横の谷からの 凉風をお届けしたい。

合歓の木(ネムノキ)

合歓の木(ネムノキ) 数日降った豪雨が去って 朝 窓から見上げた空は青空で そこには白い雲が輝いていた。 時々 シャワーの様な雨が降った。 買い物に出かけた町の空には 大きな虹が半分かかっていた。 ホッとした安堵の気持ちと 頭のどこかに残っている不…

一息つく

アカモノの実 インターネットの雨雲レーダーを 見続けた数日間だった。 パソコンのディスプレイの中で 赤や黄色や青の雨雲が動くのと 頭上の灰色の雲が同じものだと 理解するのにも慣れた。 私の住んでいる所も大変な雨で どうなる事かと思ったが ニュースで…

お先真っ暗(2)

平凡な日常がとても大切だ。 災害が起こるたびに思う。 五十年、数十年に一度の豪雨と ニュースで伝える。 しかし 私は5年で3回の深刻な豪雨に遭っている。 5年前の18号台風。 うちの裏の崖が 想像を絶する川の増水で50m程崩落した。 去年の21号台…

お先真っ暗

日本列島のあちらこちらで 豪雨の予報。 台風一過の明るい青空は望めない。 ずっと続く雨や強い風は気持ちを弱くする。 そして、そして 昼ご飯のテーブルの上に そんなに大きくない蛇が 茶碗や皿の間をうねうねと動いていた。 心臓が止まりそうな程の驚き。 …

勝てばの話・・・

スポーツには関心がないが 夫につられて深夜のサッカーを 連夜見てしまった。 お年がお年なので どうぞお疲れの出ません様にと 親切に言ってくれる人もいる。 ポーランド戦での監督の采配を 云々言う人達がいるが 次の試合で勝てば官軍だ。 勝てばの話・・・…

夏至の日

6月21日(夏至)午後7時 これだけは写真に撮っておきたい。 それは見上げた時の 空の様子であったり 琵琶湖辺りの景色であったり 街の建物の後ろに沈む 夕陽であったりする。 夕方7時を過ぎても 未だ明るい今日は夏至。 ピンクに輝く北西の空の雲を何枚…