雑感

夏の喧騒が去った後

夏の深い緑が色褪せて 何とも疲れた風情だ。 山の木々の重なりも あちらこちら黄や薄茶が入り混じり 夏の喧騒が去った後の 大きなため息が聞こえる。 あっという間に秋だ。 紅葉の季節はまだ先だが 秋を告げる朝霧が 小屋の周りから 山のてっぺんまで覆う。 …

歩きながら音を聴く

案の定 暖かいストーブの側で ウツラウツラ・・・ 深夜になった今 写真一枚を載せて終わりにしよう。 台風時の茶色の川から やや透明感のある翡翠色の川に変わった。 葛湯みたいなとろけるような淡い色。 川べりの芝や茅も 穏やかな川の流れを 見つめている…

ストーブの側で居眠りの季節

夕方5時。 何日ぶりかで雲が切れて 青い空が見えた。 台風の後から ずっと小雨で 冷たい日が続いた。 小屋の中にぶら下げた洗濯物が 薪を景気よく燃やした 暖かい空気で からりと乾いていく。 ストーブの側に椅子を置き ウツラウツラと 居眠りをする季節が…

とても面白い花をもらった

とても面白い花をもらった。 花の名前を聞いたが すぐに忘れた。 束ねてあった輪ゴムを取り ハサミで切ることもせず そのまま 花瓶に挿した。 若い葉は赤く 成長した葉は緑で トゲトゲの 赤い実の様なものをつける。 二坪小屋の静かな白い空間に 突如 割り込…

これでいいのだろうか?

あちらこちらの山肌に まるで そうめん流しのように 杉の木が倒れ 屋根が飛び 六日間の停電 十日間の携帯 電話の不通。 そんな去年の台風を思うと 昨日の台風はまだ我慢が出来た。 用意した発電機も カップラーメンも バスタブに溜めた水も 使わずじまい。 …

逞しい生命力 秋明菊(シュウメイギク)

ひなげしみたいな白い花びら 黄色のしべ 細い茎に 形のいい葉っぱ。 シュウメイギク(秋明菊) 土を選ばず どんな所にも しっかり根付く。 根っこを掘り出すと 葛でも採れそうな しっかりした形をしている。 静かで可愛い花の 見かけによらない 逞しい生命力…

グラフか 樹の年輪か

綿毛 NHKFMの番組「眠れないあなたへ」 硬質な声で語るスポーツコメンテーター奥野史子と 柔らかな声で語る作家村山由佳。 この二人が日曜日夜に 交代でディスクジョッキーを務める。 今夜は村山由佳が 谷川俊太郎の家を訪ねて 色々と話を聞いていた。 その…

可愛いゲンノショウコ(現の証拠)の花

ゲンノショウコ 繁殖力が強くて どんどん地に這ってくる。 夏の初めから 地面を覆うほどに増える。 雑草として 全部抜いてしまおうか。 そんな考えも頭によぎった。 しかし 涼しい風が 吹く秋の初めに 白とピンクの可愛い花が咲く。 その花の名は ゲンノショ…

ストンっと 突然秋になった

次々と花が咲き始める春は 日差しが明るくなり 空気も暖かく 長い冬の後の 喜びを感じたものだ。 今は 萱たちが 川べりを彩る。 灰色 赤銅色 薄茶色 どの穂も静かな色合いで 川の流れの音を聴きながら 軽やかに揺れている。 そして 空気も冷たく ストンっと …

26日 思わず撮った一枚の写真

JR電車の窓から 電車に乗っている時に 窓の外を真剣に眺めている人は そう多くはないだろう。 私もそうだ。 夜汽車の時も 昼間の時も ぼんやりと流れる風景を見つめている。 そんな私が 思わず写真に撮った一枚。 琵琶湖の上を 親が子供を引き連れて 浮かん…

よその家を訪ねる時は 手ぶらで行ってはいけない

アラムの手土産 チャックの畑のボランティア。 オラムが金曜日にここを離れると 夕方に言いに来た。 そんなに長い期間ではなかったが よくやって来た。 スイス人のカミル ポーランド人のジャガッシュを 思い出すお喋りなイスラエル人。 「じゃあ 晩御飯でも…

オラムの作った揚げパン

外出から帰ってくると テーブルの上に載っていた6個の揚げ物。 チキンの唐揚げ?と思いきや オラムが料理したヨルダンのパンだった。 チャックの畑のボランティアとして 滞在中のイスラエル人のオラム。 好戦的な国に嫌気が差し 今はインドに住んでいるのだ…

今日はこれで「おやすみ」

ブログを書きながら 考えがまとまらずに時間が過ぎて行く。 こんな時は中断して明日に回そう。 曇った夜空の雲の上は 綺麗な月が 白く輝いているに違いないと 窓から見える暗闇を見て思った。 明日からは こちらも台風の風雨を まともに受けるだろう。 そん…

忙しない季節の移り変わり

山の中の田畑は 一枚一枚が小さい。 そんな小さな田んぼを見慣れた目には 平野の開けた田は大きいなと思う。 古人が山を開墾して 少しずつ増えていった 小さな畑や田んぼ。 そこに水を張り 空の雲を映し 苗を植え ツバメがその上を飛び 稲穂が黄色くなって …

蔓穂 かわいい顔をした働き者

ツルボ(蔓穂) 街から山の村に越してきて 驚いたのは 山野草の多さだ。 その殆どが 控えめな可愛さで 群れて咲いている。 秋の初めに咲く山野草の中で 群を抜いて可愛いのが ツルボ(蔓穂)だ。 稲刈りの終わった田んぼ近く 淡いピンクの小さな花を 上に向…

経験しないと分からない事

千葉の台風災害を ニュースで見るたびに 口では言い表せない気分になる。 この5年の間 近畿を台風が通過した時 うちの裏の崖が崩壊したり 屋根の一部が飛んだり 停電が六日間続いたり・・・ 私は六日間の停電の三日目に 強い不安感と恐怖感と息苦しさに襲わ…

満月は姿を隠して通り過ぎた

今年初めてのシュウメイギクが咲いた。 こんな可愛い顔をしているのに 根の逞しいのには 驚いた。 その根っこは 葛の根の様で どんな土でもしっかりと捕まえる。 これから次から次へと 秋風が冷たくなるまで 咲き続けるだろう。 あちらこちらに咲いていた 野…

籾殻から白米へ

今週の日曜に ヨシヒコ君は稲刈りをするはずだ。 途中に 鹿 鳩 猿に食べられたりして やっと黄金色に実った米だ。 こんな小さな米粒を 主食に育てた先祖の熱意に 稲穂や麦の穂を見るたび感心する。 遠い昔から 改良を続け より美味しく 沢山の米を麦をと 努…

ゴージャスな夕焼け

午後に 夕立があった。 北の空は明るい青空で 南の空もそうだった。 しかし 頭上は 押しつぶされそうな暗い灰色の空。 大きな雨粒が 乾いた土や アスファルトに 黒い跡を残して落ちてきた。 気持ちのいい夕立の一雨。 土も草も木の葉も 屋根も 車も 皆 息を…

オリーブの枝

淡い紫色の花が 小屋の周りに咲き出したのは 2、3年前からだ。 繁殖力が強く 自分の陣地をじわじわと広げていく。 そして 薄紫色の花から 今年は 白い花が咲き出した。 突然変異なのか 先祖返りなのか分からない。 周りを見ても 同じ花は見当たらず とにか…

赤とんぼが飛び ツバメは帰国の準備

今日 午前8時 午前8時に山の向こうから 太陽が昇る。 涼しい朝の冷気が この時間を境に夏の暑さが始まる。 スマホのメールボックスのメールが見られない。 スマホ初心者がよく経験する不具合で 昨日 山を下り docomoまで行った。 チャッチャッとメールを見ら…

風景が靄る日々

何日も雨が降ったり止んだり。 すると 暗い緑の山に霧がかかる。 その霧がゆっくりと上に昇っていく。 それはとても美しいものだ。 「おお まるで絵の様だ」 こんな日が続くと 小屋の中は 池か沼みたいな匂いがする。 水草の匂いと思えばいいだろう。 そして…

The New York Timesのツイッター

The New York Timesのtwitterを フォローしている。 新聞やウェブサイトの様に 長い記事ではなく 数行の簡潔な文で 内容を知る事が出来る。 例えば今朝のツイート。 たった4行の文に 400年前(1619年) アフリカから奴隷として 当時の英国植民地のバ…

京都まで御墓参り

墓地の裏山 お盆の御墓参りに行こう。 車で一時間。 金閣寺のすぐ北 右大文字の辺り そこにあるお寺まで 山を下った。 細い山道も 御盆休みは非日常。 離合を何回も繰り返した。 午後2時過ぎに辿り着いたお墓は 山の日陰に入っていた。 比叡山から東山まで …

キャンプの灯火

キャンプ場の灯火 ゴールデンウィーク 夏休みの キャンプ場の賑わい。 それが 難民キャンプの びっしりと並んだ 体をなしていても 私は心が暖かくなる。 布で覆われた 小さなテントの中の空間。 そこに集う家族 友達 あるいは 一人で。 星の下で いつもと違…

窓から入り込む冷気

網戸を開けた時 クマゼミが飛び込んできた。 短い命を こんな所で生きては駄目だと 表に放った。 明るい空に浮かんでいた半月が 夜の濃紺の空に 輝く星を従えて ゆっくりと移行していった。 昼間の息苦しい様な暑さから 夜は 扇風機の微かな風が心地よい。 …

ほんの一時間だけと・・・

今夏 初めて見た様な気がする入道雲。 多分 そんな事はないだろう。 山の中の一本道。 見上げるその先に 立ちはだかるむくむくの塊り。 湿度の多さに体がだるく 汗が滴り落ちた。 夜の9時に ほんの一時間だけと ベッドに転がり しかし 目が覚めたのは深夜12…

ひと時の寛ぎ

谷川の水が 川に交わる辺り。 痺れるほどの冷たい水が 飛沫をあげて 落ちている。 谷に沿って 降りてくる 冷ややかな空気。 夏は涼しく 冬は凍る 谷に架かる橋の上。 自然は時には 人間に優しく 時には とても厳しい。 とにかく今は 谷から流れ落ちる水が 酷…

牛蒡の花

ごぼうの花 「ほ〜 これがごぼうの花か」 と 誰しもが思うだろう。 いがぐり坊主の様でもあるし あざみの様でもある。 生ゴミと一緒に 土に埋めたごぼうのヘタ。 それが芽を出し どんどん伸びて 私の背を追い越し 上から見下ろす 一風変わったごぼう娘。 昼…

この川の冷たさを贈りたい

台風が近ずいているせいか? 今日は一日中 南風が吹いた。 とても暑い。 窓のカーテンが 風に吹かれて 大きく膨らんでいる。 今日は 山も蒸気で霞んだりせず 空も山もくっきりとした色合いだ。 日曜日に 家族連れが 楽しそうに声をあげて 遊んでいた川。 声…