雑感

台風が過ぎて

21号台風が近畿を真っすぐ北に通り過ぎ 私の住む滋賀県も風速39メートルを記録した。 電線が山や道路脇の杉林の間を通っている。 台風でなぎ倒された杉の木々に電線は断ち切られて 停電は六日間続き、電話、携帯は9日間使えず テレビ、インターネットは…

不安な日々

3日 午前7時 日常的になった災害ニュース。 うちも台風で何回か被害にあった。 ニュースを見たり聞いたりする事で 不安になる日々だ。 今も21号台風が 刻々とこちらに向かっている。 今日は一日何も手に付かず 雨や風に叩かれる小さな小屋の中で 不安な…

福井小浜のテトラポッド

一つが40トンの消波ブロック テトラポッド。 若狭湾小浜港にズラリと並ぶ。 側に立った人間が小人に見える大きさだ。 滑らかな風合い 機能を追求された物が持つ シンプルな美しさ。 こんなに重いものが 東北震災の津波では 波に飲まれ流されたなんて。 台…

お盆の入り

雨降りの後 雷が鳴っても この雨はありがたい。 少しは涼しくなるはずだ。 そして 埃の被った車も 「ああ、すっきりした」 と言う私も 激しく降る雨の午後 夫の両親の墓参りに京都へ行った。 雨に濡れたお墓。 念入りにたわしで洗い 花を生ける。 立ち上がっ…

自然の計らい

ブローチ 扇風機を回し続けた 昼間の暑さが嘘の様だ。 夕方 汗がひいて 「これは気持ちがいい」 そして夜になり 長袖のTシャツを着て ほっとひとごちた。 昼間の暑さに耐えうる様にと 朝の植物や車に残る 夜露の跡。 そして 暑さで疲れた人間にも 夜の涼しさ…

虫との闘い

昨日の朝の冷気の文を読んで下さった方達。 「山里の朝は なんと気持ち良さそうなんだろう」と 思っておられるに違いない。 私は決して嘘はついていない。 気持ちのいい朝の冷気は 街では経験出来ないものだ。 しかし 山里の生活は虫との闘いでもある という…

夏の夜は長い

暗くなった景色の向こうで サーモンピンク色の一刷毛。 「今日も一日ご苦労様」と 手を振っている様な いない様な。 長く感じる夏の一日。 まずはニュースを見ながら 晩ご飯を食べよう。 その後からが 又長い夜だ。

夕方は22度

夫は京都へ 私は大津へ。 山の中は 行きは汗を拭き拭き35度 夕方の帰りは22度。 頭がボーッとする程の昼間の暑さから 深夜の今は肌寒い程だ。 小屋の横の谷からの 凉風をお届けしたい。

合歓の木(ネムノキ)

合歓の木(ネムノキ) 数日降った豪雨が去って 朝 窓から見上げた空は青空で そこには白い雲が輝いていた。 時々 シャワーの様な雨が降った。 買い物に出かけた町の空には 大きな虹が半分かかっていた。 ホッとした安堵の気持ちと 頭のどこかに残っている不…

一息つく

アカモノの実 インターネットの雨雲レーダーを 見続けた数日間だった。 パソコンのディスプレイの中で 赤や黄色や青の雨雲が動くのと 頭上の灰色の雲が同じものだと 理解するのにも慣れた。 私の住んでいる所も大変な雨で どうなる事かと思ったが ニュースで…

お先真っ暗(2)

平凡な日常がとても大切だ。 災害が起こるたびに思う。 五十年、数十年に一度の豪雨と ニュースで伝える。 しかし 私は5年で3回の深刻な豪雨に遭っている。 5年前の18号台風。 うちの裏の崖が 想像を絶する川の増水で50m程崩落した。 去年の21号台…

お先真っ暗

日本列島のあちらこちらで 豪雨の予報。 台風一過の明るい青空は望めない。 ずっと続く雨や強い風は気持ちを弱くする。 そして、そして 昼ご飯のテーブルの上に そんなに大きくない蛇が 茶碗や皿の間をうねうねと動いていた。 心臓が止まりそうな程の驚き。 …

勝てばの話・・・

スポーツには関心がないが 夫につられて深夜のサッカーを 連夜見てしまった。 お年がお年なので どうぞお疲れの出ません様にと 親切に言ってくれる人もいる。 ポーランド戦での監督の采配を 云々言う人達がいるが 次の試合で勝てば官軍だ。 勝てばの話・・・…

夏至の日

6月21日(夏至)午後7時 これだけは写真に撮っておきたい。 それは見上げた時の 空の様子であったり 琵琶湖辺りの景色であったり 街の建物の後ろに沈む 夕陽であったりする。 夕方7時を過ぎても 未だ明るい今日は夏至。 ピンクに輝く北西の空の雲を何枚…

時の過ぎ去る速さ

琵琶湖東岸 色づいた麦畑と 田植えの終わった水田が隣り合わせ。 遮るもののない 広い空間に広がる田畑。 豊かだなあ、この風景 ため息までつきそうだ。 ついこの間まで 青い麦の葉っぱが私を驚かせた。 今日はもう明るい茶色だ。 そして一週間後には 成熟し…

時は飛ぶ様に

薄着に慣れた日々。 首のあたりから 冷たい空気が入り込む。 今日はとても寒く感じる日だった。 耕耘機で掘り返された田んぼ。 水が張られた田んぼに ツバメが飛び交うのも後少しだ。 ほんの少し前まで 雪が残っていたのに。 時は飛ぶ様に過ぎて行く。 後ろ…

「ありがとう、チャオチャオ」

「時の経つのは速いな 寂しい、とても寂しい」 と、ポーランド人のジャグァッシュは言う。 チャックの畑のボランティアとして 2週間滞在する予定を、後、2週間延ばし ついにここを離れる前の日。 余程、ここが気に入ったのか 何回も「寂しい」と言う。 チ…

夢の中

朝晩は ストーブに太い薪を2、3本。 真冬の様な寒さではないが 小屋の中がホッコリと暖かくなると とても気持ちがいい。 夕食の後 ストーブのそばに椅子を引き寄せ うつらうつらと いつの間にか夢の中だ。 小さな車輪の自転車に乗った私は 舗装のしていな…

友達がやって来た

コアジサイ 友達3人がやって来た。 予定していた日が雨模様で 2回延期して 3度目の今日は 雲一つない青空の 風もない完璧な春の日だ。 ドンクのパンを沢山 ワインやらお菓子やらのお土産。 私はランチでそれに応える。 鋳物フライパンいっぱいの 大きくて…

ガナッシュと天然酵母パンと共に

ガナッシュと天然酵母パン チャックの畑のボランティアとして 去年の夏から冬まで 私の住んでいる集落に滞在していた フランス人の女の子ポーリン。 天然酵母を砂糖と小麦粉で作り オーブンもないのに全粒粉のパンを 上手に焼く。 料理好きで料理上手。 チャ…

山に咲く辛夷(こぶし)

三月が終わる。 でも春は今が盛り。 辛夷のオフホワイトの花が まだ芽吹かない樹々の間に ポツリポツリと咲いている。 春はいいなあ。 今日も強い冷たい風が吹き 首にマフラーを巻いたけど 山に咲く辛夷の姿はふんわり。 おやっ? 山の向こうから 久しぶりの…

心が解かれていく

比良 山の それも川筋の すぐに日陰になる様な所に住んでいる。 山の向こうから 顔を出した太陽と月が 頭の上を移動する。 野鳥が 群れをなして樹々の間を飛び交う。 雪が溶けて暖かくなると 競う様に山や原っぱが賑やかになる。 自然の中に 浸る様に住むの…

思想する人

気分がいい 実に。 青い空に白い雲が流れている。 葉っぱも出ていない 合歓の木が 枝を空に向けて広げている。 「気持ちがいいなぁ」なんて。 この豊かな眺めに色がなかったら? 白と黒の世界であったなら? 私の心を幸せにする事は出来ないだろう。 豪雨の…

ぬくぬくのネコヤナギ

どんなに風が吹いたって 冷たい雨が降ったって 「ほら ぬくぬくの僕の衣を見て!」 と、自慢げなネコヤナギ。 山桜が咲く頃には 厚い衣を脱ぎ捨て 淡い緑の葉っぱの薄衣に変わる。 それはまるで 青年になる前の まだ首の細い少年の様だ。 一生のうちで 一番…

この風の強さはどうだ

よく晴れて 日差しも明るい日。 でも この風の強さはどうだ。 朝 太陽が山の上から顔を出すと 夜の間に降りていた霜が 煙の様に水蒸気を上げている。 山際の日陰から流れ出る伏流水が 長い氷柱になっていた。 カラスが鳴いて群れている。 「春が来た」と慌て…

杉のおひつ

杉のおひつ。 赤銅の輪っかで締めてある。 30年程前 姉にもらった。 炊きたてのご飯をおひつに移し しばらく使っていた。 束子で洗い よく乾かし 大切にしていたが 内側が黒くなってしまった。 しまい込んでいたそのおひつを 何十年振りかで出した。 焼い…

無駄な一日

暴風雨で 雨が横に降った。 春一番などと 風情を感じるどころではない。 5年程前から 雨も 雪も 風も 予期せぬ大荒れだ。 毎日 きれいな声で鳴いている おしゃべりなシジュウカラ。 こんな荒れた日は どうしているの? 私? 私は小さな小屋の中で なんだか…

カミルからの荷物

チャックの畑のボランティアとして 夏から冬まで集落にステイしていた スイス人のカミル。 冬の日本から夏のニュージーランドを経由して スイスに帰ったのは12月の終わりらしい。 そのカミルから荷物が届いた。 お母さんが編んだマフラーと帽子。 私の住所…

温かいお湯が出た

朝の窓から射し込む光。 輝いて溢れる様だ。 空も青く その上、白い雲まで流れて。 上々の一日の始まり。 雪が散らつく昨日。 水の出ない給湯器を直しに 御年91才の「鍛冶屋さん」に来てもらった。 1時間程かかって「これで大丈夫でっせ」 ほうじ茶とバナ…

自然との対話

楢の林 「もうすぐですよ、そこまで。ちょこっとね」と 積もった雪を見ながら 春がそこまで来ていると言う人。 「雨の日は嫌だなあ 億劫になる」と言う人。 そして 「陽の光と青い空は 萎えた心に力を与える」と私。 地球に住んでいるからこそ出来る 自然と…