自然

夜になればストーブに薪をくべる

午前中に 雑草を2、3本引い時 小さな小さな黒い虫が 目の前を飛んだ。 たった一匹のブト(ブヨ)。 噛まれた腕は 赤く腫れ とても痒い。 寒さで震えていた数日前。 ブトの事など すっかり忘れていた。 多年草の球根の花が 咲き始めた。 うちの樹々達の 若…

淡い紫色のタチツボスミレ

タチツボスミレ 小屋のまわり 山の中 道の脇。 淡い紫色の タチツボスミレが 大盤振る舞い。 アズマイチゲやイチリンソウ 沢山の野の花が咲いていた川のまわり。 毎年の台風の豪雨で 引っ掻く様に持っていかれた。 せめて タチツボスミレでもと カメラを持っ…

樹々が一番美しい時

エゴの木 若緑の葉っぱを付けている樹々は 今が自分の一番美しい時だと 知っているのだろうか? 朝眺めた柔らかい葉っぱ。 夕方に様子伺いに覗くと もう違う姿になっている。 若くて美しい時を どうしてそんなに 行き急ぐの? 春の嵐を まともに受けた細い枝…

冬の逆戻り

ストーブの上に ステンレスのやかんを三つ。 そして 白いコーヒーのポットが1つ。 やかんから 勢い良く湯気がたち 琺瑯のポットから コーヒーの芳しい香り。 音をたてて吹く強い風 冷たい霙や霰が 窓ガラスにあたり 冬の逆戻りの日だった。 薪を惜しげもな…

わすれな草の運命

わすれな草 「どうしてこんな所にわすれな草が?」 小屋前の車が走る道の脇に 小さなブルーの花が ふらふらと風に吹かれて咲いていた。 「こんな雑草が欲しいのか?」 と不思議がるオチヨさんの 納屋の周りから沢山引き抜いて 小屋の前の花壇に植えたのが1…

花壇の葉わさび

葉わさびの花 清らかな水がいつも流れている 小屋の北側の谷。 この季節になると 艶のある葉を豊かにつけた 葉わさびが育っていたものだ。 6年前の台風豪雨で 谷底がすっかりさらわれた。 山菜採りの人達が 大喜びで採っていった。 鹿が食べ尽くした。 葉わ…

「ああ やっと春なのだ」

大津市瀬田 龍谷大学 黄砂に煙った山に 山桜とコブシが咲いている。 樹々の葉っぱは淡い赤で 柔らかい緑に変るには後少し。 時と追いかけっこをしている様に 刻々と変化している山の姿。 そして 村の橋の上を ツバメが数羽飛んでいた。 「やあ 今年もやって…

桜が咲き 草は緑で

図書館裏の桜並木 4/12 桜の花びらが散る前に。 「ミッドタウン」に用事はないが 道の駅まで車を30分走らせた。 そして ゆるい階段を7段程上がり 図書館の裏の桜並木まで。 例年よりも 少しスッキリとした並木。 去年の2回の強い台風に 痛めつけられ…

愛らしい花 その名はイワナシ

イワナシ どうしてこんなに完璧なんだろう 自然の造形は。 白い筒状で 花びらは淡いピンク。 覗き込むと 黄色のシベが行儀いい。 この愛らしい花は イワナシ。 花を見ると ついつい顔を近づけてしまう。 うちの小屋の前の崖に 毎年群れて咲くのに 今年はぱら…

「春に乗り遅れてはいけないからね」

黒文字(クロモジ)の蕾 小雨が降り続き 冷たい 雨の日だった。 雨の露が 黒文字の枝に連なり イルミネーションの様だ。 勿論 雨露の方がずっと美しい。 キセキレイが雨の中 忙しなく飛び回る。 長い尾をぴんぴん揺らして。 黄色の胸の羽毛が見事だ。 私が表…

自然であれ裏切りはよくない

4月9日 自然であれ 裏切りはよくない。 やっと春が来た 桜が咲いた 花見だ チューリップも咲いたと 喜ばせておいて。 天気予報では 10日の当地域は雪模様だ。 今日も冷たい北風が 私の頬に吹き付けた。 図書館の裏の桜よ。 私があんた達に会いに行く木曜…

恥ずかしそうな人参葉

人参の若芽 日々は小さな驚きの連続だ。 去年のいつだったか・・・ 人参の種を蒔いた事がある。 濃い緑の葉っぱに オレンジ色の人参。 かわいさの成長を 目で確かめたかった。 いい土ではなかったが ざっと種を蒔き しばらくしたら小さな芽が沢山出た。 そろ…

自然素材のベッドで冬ごもり

徳利蜂の巣 蜂の小さな口で泥をくわえ せっせと運んでは 丸い徳利の形を作る。 その中に 蜂の卵と生きた昆虫。 卵からかえった蜂の子供は 親が入れてくれた餌の昆虫を食べて育つ。 そして 土で出来た壁を割って巣立って行く。 実に逞しい。 丸く 素朴で かわ…

図書館の裏の桜はまだ蕾

図書館の裏の桜(4月4日) 図書館の裏の大きな川は 下へ下へと流れて 琵琶湖にたどり着く。 その川の堤の長い桜並木。 途切れる所はあるが 琵琶湖へと続いている。 灰色だった 山の村の冬が終わり 堤が長い桜の淡いピンクの帯に変る。 それは 見事なものだ…

4月3日 雪

冬のフード付きのコートは すでに仕舞った。 暖かい日が続いた後に。 それではと ゴソゴソと引っ張り出した 毛糸の靴下で ワークブーツの中は温かい。 朝ご飯の前に カメラを持って近くを歩こう。 手を広げて 「やっと起きたんだね」と 私を待っている雪を纏…

シンプルな豊かさ

朝目覚めれば こちらも雪だった。 屋根の上に5センチほど。 空は吸い込まれそうな青で 屋根から滴り落ちる 雪解け水は 朝日を浴びて光り輝く。 「美しい・・・」 昼前に 空は灰色に変わったと思うと 強い風に雪が吹かれて行く。 冷たい冷たい4月の始め。 …

昭和の生き残りが欲する苺

三月にスーパーの棚に 苺が並び始めたのは いつの頃からだろう。 そして 12月にも。 温室育ちのかわいい苺。 大きさも同じで 味はほのかで 食感はさくっと。 そして 個性に乏しい。 自分では買わない 今の季節の苺を食べた時の感想だ。 玉子くらいの大きさ…

悠々と地球を廻る砂と渡り鳥

山が薄い砂の幕の向こうに透けて見える。 毎年 中国の砂漠から 偏西風に乗ってやって来る黄砂。 考えてみよう。 遠い シルクロードの砂漠の国から 砂を巻き上げ 風で運び 日本にたどり着く。 何とダイナミックな自然の営み。 渡り鳥がV字の隊列を組んで 地球…

淡いブルーの星の様なオオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ。 なんという無粋な名前。 植物学者は何を思って こんな名前にしたのだろう。 雪が溶けたらすぐに咲く黄蓮の花。 淡いブルーの星の様なオオイヌノフグリは その後に咲く花だ。 明るい陽射しに 顔を向けている日もあれば …

騒がしい春はいつ来るのか?

地面や崖のあちこちに ぽっかり開いた穴。 一体どなたさんが この穴の奥で 雪の間を過ごしたのか? ぐっすり眠って 穴からのっそりと眠そうな目をして 出て来たのはいいが この寒さにガタガタブルブル 震えている事だろう。 長い体をくねくねと動かし 私を驚…

馬酔木と書いてアシビ

馬酔木(あしび) 札幌が雪だとニュースで言う。 「札幌の皆さん こちらも大変な寒さです」と私も言う。 強い北風。 体感温度は相当だ。 表に出るには冬装束で防備して 吹き飛ばされそうな帽子を しっかり押さえないと。 ケンジさんの家のアシビの房も 強い…

フキノトウとミントの天ぷら

フキノトウとミント ぼこぼことフキノトウが あちらこちらに。 雪の下で一冬過ごしたミントは 濃い緑のしっかりとした葉っぱで登場。 それらを摘んで 晩ご飯のおかずにしよう。 フキノトウ ミント 新玉ねぎと人参 ピーマン チキン胸肉。 春の山菜と 有り合わ…

春の七草 ハコベ

春の七草の一種 ハコベ。 寒い3月の今日 やっと顔を出したという風情。 ヒョロヒョロと伸びた茎に 白い花びらの小さな花だ。 鶏の餌に 細かく刻んだ遠い記憶。 やはりこれも漢方薬になる。 整腸 炎症に効き 血液サラサラの薬。 わさわさと茂れば 花と共に葉…

三月半ば 雪の日

3月13日 夕方 寒い 寒い。 3時くらいまで青空だったのに。 その後 急に空が暗くなり 北風が強く吹き出した。 そして 小雪が激しく降り出し やがて 目の前がホワイトアウトになった。 時は三月半ば。 気分は春で 雪の降りしきる中を 私は帽子を被り お散…

フキノトウとキセキレイ

フキノトウ 雪がなくなると 待ってましたとばかりに 顔を出すフキノトウ。 淡い緑の衣を纏い 雨に濡れている。 「やあ こんにちわ」 私はそれを 上から覗き込む。 冷たい雨に 私も濡れて あわててフードを引き上げる。 屋根にいるキセキレイが 尾羽を上へ下…

謙虚さを忘れた結果

クリスマスローズ 飛行機が のっぽの貿易センタービルに突っ込んで 崩れ落ちた同時多発テロ。 2001年9月11日。 かまぼこ型の ビニールハウスをめがけて 津波が押し寄せる 飛行機からの映像。 東北の震災。 2011年3月11日。 テレビの前にいた私…

逆さまの風景

木の枝にくっ付いた 雨の雫の向こうに 逆さまの風景。 そうっと近寄り 息を止め 雫の向こうの世界を見る。 この水滴の中を 鳥が飛び 木々が揺れる。 風が吹けば 儚く壊れてしまう 水の中の小さな世界。 私はそろりそろりと後ずさり。 そして 自分の小さな世…

ヒカゲノカズラ(日陰の葛)

ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 林道の雪が消えたので 小屋の側の山に入ってみた。 雪の下で 何ヶ月も潜んでいた 冬の初めに散った 茶色の葉っぱ。 それらを踏みしめ もう少し奥へ入ってみよう。 鹿の通り道の 崖が崩れた辺りを 明るい緑の蔓が 一面に這ってい…

うぐいす色の田畑

3月7日 夕方 買い物に出かけた帰り道。 車の窓から見える うぐいす色の田畑。 ついこの間まで 雪に覆われていたのに。 遠くに見える桜並木も 蕾ははや膨らんでいる事だろう。 山の頂きの名残雪。 夕方から 霙や霰が激しく降り うっすらと雪が積もり 雷が鳴…

アオゲラ

Google画像より アオゲラ 杉の枝を焼いているケンジさんが 私を見つけてやって来た。 家の白壁を 「アオゲラが穴を空けた、 山側などひどいものだ。 テンが家の中に入って来るかも知れない。」 確かに山側の壁は何カ所も ぽっかりと。 「綺麗な青い鳥なんや…