自然

ツツジ

最初は 小さな盆栽だった。 40年程前に 父がどこからか買ってきた。 少し大きくなった時 大きな鉢に植え替えた。 京都から引っ越して この地に根付き 雪に押しつぶされたり 鹿に食べられたりの 散々な命だ。 今年は 数えきれない程の蕾をつけた。 淡い紅色…

山の緑を贈りたい

沢山の人に むせる様な 山の緑を贈りたい。 山の中の 道路ぎわに咲いている 藤や紅ウツギや 名前も知らない花の香りを届けたい。 キセキレイの親が ピーピーと鳴き 子供の巣立ちを後押し。 臆病な子供は 親の後をついてまわる。 燕は群れて 田んぼの上を 楽…

賑やかな山の5月

午前9時。 午前9時前に 大津市瀬田に向け出発。 山の中の細い道。 朝の空気の 何と気持ちのいい事。 車の窓から 飛び込んで来る 緑と花の香り。 右も左も見上げた山に 藤の房、房。 こんなにも沢山の 藤の蔓があるなんて。 道の端から 鳶がゆったりと飛び…

チャックの畑レポート

「お、白のカバーをとってるぞ」 柔らかそうな ほうれん草が見える。 手をかければ こんなに美しく、柔らかな ほうれん草に育つのだ。 チャックは 月水金とやって来て 夕方に帰って行く。 畑や野菜に 色々な夢を持っているが まずは子供においしい野菜を と…

芽が出るのを待つとしよう

諦めていた 植物を育てる事。 豪雪に押しつぶされた 木々を立て 支柱を打ち 紐で結んだ。 そんな事をしているうちに 繁殖力の強い秋明菊を 株分けし、移植した。 ストロベリーフィールズと 名前の知らない黄色い花の種を蒔き プチトマトと コスモスの種も ポ…

今夜もサラダで

私がここで チャックの畑を 色々と喋っている事を チャックは知らない。 今日も少し話そう。 雪を掘り起こして 固い土に肥料を鋤込み 種を蒔いた 気合いの入った野菜。 間引いたレタスやら大根 大きくなったラディッシュ 標準サイズに育った小松菜など 帰り…

キセキレイ(黄鶺鴒)

キセキレイ 2015年 雪の降る季節には シジュウカラやヤマガラが 1羽、2羽と枝に止る。 雪が消えると 群れになって飛び回る。 樹々の間を 群れて飛んでいる鳥を 初めて見た時の驚き。 そして 今はキセキレイの巣立ちの時だ。 薪の逆三角形の空間の奥に …

黄色の野草 ウマノアシガタ

ウマノアシガタ この季節になると 黄色の花が群れて咲き それは見事なものだ。 数段のうちの石段にも ウマノアシガタが 咲いて揺れている。 郵便配達さんが この花を 踏まない様に歩いてくれる。 午後から雨が降った。 シャワーの様な雨。 樹も花も草も 上を…

黄砂

車の上に 黄砂の幕。 遠くから飛んで来るんだね 風に乗って。 シルクドード辺りの 砂漠からだって? 蝶々も海を渡るんです。 あの薄い羽を羽ばたかせて。 燕も、雁も、白鳥も。 暗い夜の今は 風の音がして 屋根から落ちる 雨の雫の姿が浮かぶ。 白い土が 明…

輝く山

モコモコ モコモコ。 「生きてるぞー」 叫んでいる緑。 動いている緑。 あの緑の山の中は 柔らかな葉っぱの間から 木漏れ日がキラキラ。 色々な鳥の鳴き声が あちらこちらから。 分け入りたい 輝く山へ。

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

ナガバモミジイチゴ いよいよ咲き始めた ナガバモミジイチゴの花。 村の人達が口を揃えて 「黄色の実で甘い」 と言う木いちご。 鳥や鹿にも大人気の黄色の実。 早起きの鳥達や 夜に活躍する鹿に いつも先取りされる。 ガラス瓶の中で 黄金色に輝く 憧れの木…

ワラビ(蕨)

今年はワラビも 顔を出すのが遅かった。 ウォーキングの途中に ポキポキ、ポキポキ。 手のひらでつかめる程度に摘む。 ホーロー鍋に ワラビを入れる。 重曹をパラパラと。 熱湯をたっぷりと回しかける。 蓋をして冷めるまで置く。 洗って切りそろえたワラビ…

シャクナゲ(石楠花)

午後2時 住む人が いなくなった家へと続く 山の坂道。 そこを 十歩程上がった所。 ミツバツツジの 淡いピンクの花が 群れているその奥に シャクナゲが たっぷりと豊かな花をつけている。 このシャクナゲの事を 村の誰かに話すとしよう。 「ああ、あれはな・…

新しいベンチ

表のベンチが みすぼらしくなった。 そこで 夫が「ピカピカ」の椅子を チェーンソーで ざっと作った。 脚は松の木で 座る所は杉。 去年の暮れに 隣の集落の神社から 貰った松の木。 80年近くの年輪を重ねた松は 想像以上に 沢山の材がとれた。 まずは ベン…

チャックの畑レポート

29日 雪が まだ残っていた頃。 チャックは友達の助っ人と 雪を掘り起こし 土を耕し種を蒔いた。 腐葉土と 牧場から買った 牛糞を鋤き混んだ 栄養たっぷりの土。 久しぶりに畑を覗いたら 豆は芽を出し 蔓が空に向かって 伸びていた。 白い布で覆われた畝。 …

明るい陽光

午後2時 猛練習のかいがあり ウグイスの鳴き声は おなじみのものになった。 よく響く大きな声で 「ホーホケキョ ケキョ ケキョ」 キセキレイが 警戒の鳴き声を放つ。 ゴイサギが1羽 川から雄々と飛び立つ。 私が好きな カワガラス。 相も変わらずせわしげ…

山桜

午前9時 雨の朝 慌ただしく車を出し 細い山道を くねくねと下る。 山桜の淡いピンク 若緑の樹々 赤い芽吹きの葉っぱは すぐに緑に変わるだろう。 朝もやが 山肌を登って行く。 急ぎの私も 思わず車を止める。 「どう見てよ、 たった一週間程のこの姿」 誰彼…

シロモジ(白文字)

シロモジ 数年前 山の中から引き抜いてきた 小さくて細い 木の子供。 「シロモジです」と言ったかどうか。 ちゃんと根付いたが 大きくならない。 やっと芽吹いた 少しの葉っぱは 鹿のおやつになったり。 今年の雪に埋もれて 弓の様にしなった枝。 雪が融けた…

歩く

午後2時 北白川のバックス画材の手提げカバン。 何年経っても型くずれしない タフなこの手提げに カメラを入れて 「サテッ」と出かける。 上を見れば青い空があり 白い雲まで流れている。 下を見れば 小さな花が咲いており 川を見れば 軽やかな音をたてて …

山菜ナムル

椎茸 ハコベ ツクシ 葉わさび 三つ葉 「ライフルマン」が栽培している椎茸 袋にたっぷりと貰った。 星のように小さな白い花のハコベ 一日で盛りが過ぎたかの様なツクシ 花壇に住み着いた葉ワサビ 自生の三つ葉。 三つ葉は玉子に刻んでいれて 綺麗な卵焼きに…

山菜天ぷら

「ヨモギの天ぷらはおいしいな」 心にふっと浮かんだ。 柔らかい新芽のヨモギ 少し長けてきた小さなフキノトウ やっと現れたツクシ 谷に生えるはずの葉ワサビ なぜかうちの花壇に。 そして 小さな短いミント。 お昼ご飯の分だけ摘む。 それぞれが個性的な香…

ミヤマカタバミ

春の始めに 山の林の中や 道の側に咲く。 うちの周りにも あちこちと咲いている。 陰のある場所が好きみたい。 朝は露をつけた 白くて薄い花びらを開き 夕方には閉じる。 ラジオも消し 川の水の音が聞こえる深夜。 「あの花はどうしてるのか?」と 首を傾げ…

二ヶ月ぶりに湖東へ

龍谷大学瀬田キャンパス 二ヶ月ぶりに湖東へ。 車の窓から見える 山の景色。 明るい若緑の樹々 淡いピンクの煙る様な山桜 バニラアイスの様な クリーム色の辛夷(コブシ)。 川は踊る様に 流れ去る。 そして 琵琶湖大橋を渡り 湖岸道路を南へ。 対岸の比叡、…

ヒメエンゴサク(姫延胡索)

「ヒメエンゴサク」と、言うそうだ。 原っぱの縁に 薄紫の花を揺らして 群れて咲いている。 見逃してしまいそうな 小さな花だ。 ヒメエンゴサクは 鎮痛、浄血の漢方薬。 淡い紫の花を愛でながら 根を捜す薬草摘みは 楽しい仕事だったに違いない。 今日は強い…

ヤブツバキ(薮椿)

赤いよだれ掛けの 石の地蔵さんが二つ。 その脇に 何百という紅い花をつける ヤブツバキの木が 枝を張る。 今年一番乗りの 花が咲いた。 黄色のめしべの奥には たっぷりとした 蜜がありそうだね。 ぽとり・・・ と落ちる紅い花。 それも 静かで美しいものだ。

図書館の裏(1)

午後3時 図書館裏 安曇川の堤に 何キロも続く 桜並木 サクラミチ。 風も吹かず 暖かく 川原の葦に飛び交う 名前も知らない鳥達。 道の駅もある 図書館の裏。 日曜日の今日 沢山の人が 桜の下をゆっくりと 穏やかに歩く。 一年のうち たった一週間程の贅沢。…

夜の原っぱは鹿のもの

うちの側に 広い原っぱがある。 雪が融けて 急に明るい景色に変化した。 去年に枯れた草も 渋い黄金色に見える。 緑の色が 日に日に輝いて 「春になったんだな」 と、心が躍る。 満月の時も 暗闇の時も 夜の原っぱは鹿のもの。 群れて草を食む。 餌付けをし…

コナアカミゴケ(粉赤実苔)

コナアカミゴケ(粉赤実苔) ハナゴケ科ハナゴケ属 地衣類。 タイチさんの家。 緑の苔の間に ゴマ粒位の 赤い植物。 それがそんな名前だなんて。 初めて出会った変な奴。 又 顔を近づけて じーっと見つめてしまったよ。 雪が融けた喜びを 小さな体でフルフル…

つくし達は気分よさそうに

日差しが長くなると ちゃんと出て来るもんだ。 茶色の草の中で 見逃してしまいそうな ひっそりとした姿。 たった一週間程の生を 冷たい風や雨の中では 「気の毒だ」 と思うのは私だけ? 尾の長い キセキレイの声を 聴きながら ツクシ達は 気分良さそうにして…

黄連(オウレン)

オウレン 目にする木や草や花は 皆、薬草ではないかと思う程 どれもこれも 何らかの薬効がある。 朝顔や苺までもだ。 そんな中で いかにも薬草らしい名を持つオウレンが 毎年うちの側に咲く。 花は小さく 小指の爪程。 葉は三つ葉の様だ。 刻んだ根を煎じる…

「芽が切った」

ラッパ水仙 「水仙の芽が切った」 とチエコさんは嬉しそうだ。 この土地の方言。 「芽が出た」を「芽が切った」 「上の方」を「空の方」と言う。 「あなた」は「そち」だ。 そう ラッパ水仙の芽が やっと切れた。 水仙は毒があるので 鹿は食べない。 だから …

沢の水

ネコヤナギが群れている近く 沢の水が落ちている。 その音の楽しいこと! しばし立ち止まり 私は耳を大きくする。 まだ 雪の残っている山の村。 風の強い日 「おお、寒っ」 と思ったりするが。 でも 会う人は皆 「暖かくなったねぇ」と言う。 雪で折れた 惨…

ノラニンジン料理が決め手?

ケンジさん家の馬酔木 90才オチヨさん家のお嫁さんは 肝っ玉母さんだと思う。 その肝っ玉さんは この山の村、自然が大好きで 山野草の事もよく知っている。 フキノトウも味噌、佃煮にも加工するが さっと茹でて砂糖をまぶして 冷凍庫に保存。 ケーキに使う…

崖の穴

崖にポッカリと小さな穴。 誰かさんのお住まい? 雪の日も 雨の日も 月の輝く夜も この中は暖かくて良さそうだ。 枯れ葉を敷き詰めたその上で 「フー、フー」と寝息をたてて 気持ち良さそうに 眠っているの? 誰かさん。 穴をじっと見つめる私を 中から見ら…

山間の一日

午後2時 見惚れる程の 清らかな川だ。 雪解けの 豊かな水の速い流れ。 川の深みは翡翠色。 石にぶつかれば それはサイダーの様に 泡立つ。 弾丸の様に 川面を真っすぐに飛んできた カワガラス。 直角に曲がって そのまま弁天谷を遡って行った。 キセキレイ…

OK fields

今日のチャックの畑「OK fields」 小雨が降る午後2時。 チャックがやって来た。 まずは 一番奥の集落 ヤマケンさんの 放し飼い鶏の玉子を2パック 私から受け取る。 次は チャックにとって とても大事な事を相談にのった。 長い間抱えている問題に 明るい光…

咲いたクリスマスローズ

雪の重さに耐えて 沢山の蕾をつけた クリスマスローズを褒めよう。 開いたオフホワイトの花が2個 蕾が11個。 背もスラッと伸びて 葉っぱは淡い緑に うっすらと赤い色。 今日も 夕方に2個の鉢を中に入れた。 いくら可愛い顔をした鹿でも 冬を耐えて咲いた…

はしゃいでいるみたい

図書館裏から 安曇川が流れて 比良山系の山が見渡せ 長い桜の並木が堤に続いている。 図書館の裏は こういう所だ。 堤の雪が消えたので 久しぶりにやって来た。 桜の蕾は まだまだ固い。 川の向こうのキャンプ場で カーンカーンと 杭でも打つ様な音がする。 …

チャックの畑仕事

チャックのfacebookから 私が京都に行った昨日。 チャックは畑仕事をしに 助っ人を一人連れて来た。 まだ雪が残っているのは ご存知の通り。 土を耕し 種を蒔き マルチをする。 そして 種の袋を挿して春を待つ。 オチヨさんもトミコさんも 雪が融けるのを 待…

雪が消えたら

25日 午後3時「ミッドタウン」の田んぼ 雪が融けた所から 蕗のとうやら、ヤブコウジやら シャガの葉っぱやらが現れたり 枝が折れたしまった木々の 情けない姿があちらこちらに。 うちの周りはまだ冬を引きずっている。 村の「ミッドタウン」では 田んぼの…

蕗のとう味噌

10個のフキノトウを さっと湯がいて みじん切り。 微かな香りから 力強い香りへと変わる。 鍋に味噌を沢山入れ 砂糖と酒を加える。 中火でよく混ぜて そこに絞らないフキノトウの みじん切りを放り込む。 強火で味噌を練り上げる。 野生の香りが立つ。 冷…

蕗のとう(フキノトウ)

雪が融けて 黒い土がみえた所。 淡い緑のフキノトウが 薄い衣をまとって登場。 雪が降ったり 桜が咲き始めたり 海がのたりのたりだったり。 この島国は 何と彩り豊かなんだろう。 雨の音が聞こえるよね 暗い夜に。 この雨も朝にはあがるそうだ。

蕗のとう(フキノトウ)

まだ消えない雪が 憎らしく思える今日。 清水(しょうず)が チョロチョロと流れる草のあたり 今年初めてのフキノトウが 一つ。 野の花も まだ顔を出さない日々。 春に一番乗りの 小さなフキノトウだ。

何か植えてみようか

まだ 厚い雪に覆われている。 もう この景色が日常になった。 ムスカリが咲いたとか 梅が咲いたとかのニュース。 春がやって来た所もあるのだ。 「どうせ鹿に食べられるんだ」 と、花も野菜も植えるのを 諦めたけれど。 暖かくなって 土が見えたら 何か植え…

大砲と雷

竹林、杉林のむこう、自衛隊駐屯地 寒の戻り。 雪が降り、積もり 除雪車が再登場だ。 確定申告に湖西の税務署に行った。 雪がない琵琶湖沿いの街。 行き帰りは 車の少ない田んぼの中の一本道。 窓を少し開け いい気分で車を走らす。 ドーンと響く大砲の音。 …

クリスマスローズ

まだたっぷりと残っている 雪の中から掘り出した クリスマスローズの植わった植木鉢。 雪の重みにも耐えて 逞しい姿で現れた。 オフホワイトの花びらと しっかりした深緑の 葉っぱになるのはいつなの? 桃や桜だけじゃなく 辛抱強く春を待っている クリスマ…

ネコヤナギ

花のない雪の中で 大きく枝を広げて 小さなしっぽみたいな ふわふわを沢山付けている ネコヤナギ。 灰色の世界の中で 銀色に光る。 触れば しっとりと柔らかい。 ハサミでチョキチョキ 沢山切って持ち帰る。 さあ 記念写真も撮ろう。 そして 花瓶にどっさり…

雨が降ったり止んだり

午後4時 一日中 雨が降ったり止んだり。 雨が降るたびに 少しずつ少しずつ 雪が融けて行く。 チエコさんやトミコさんが ジャガイモを植える事が出来る様に。 冬眠中の動物達が 目を覚ます様に。 そして 私の体の中に フツフツとエネルギーが 湧いて来る様に…

春近し?

楢の樹々の 幹の周りの雪が ナイフで切り取った様に 融け始める。 時は三月。 雪がまだ山肌を覆っていても 土が暖かくなったのだ。 そして のんびりしていた樹々が 発するエネルギーも。 虫も土から 這い出て来る時だもの。

鳶がくるーり

5羽の鳶。 山よりも高く くるーりと輪を描いて飛んでいる。 風に乗って 自由自在に。 村の「ミッドタウン」も 琵琶湖も よく見えるだろう。 ピーヒョロロだ。 シジュウカラの群れが こちらの木から あちらの木へ。 繊細で高い声の重奏。 冷たいけれど よく…