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除雪車倉庫(ミッドタウン)

ミッドタウンの国道に面した所に ミントグリーンのペンキを塗った 大きなトタン張りの建物がある。 大きなタイヤの 黄色の除雪ブルドーザーが ゆったりと2台入る。 今年の1月2月は 車庫に入る暇もない程の 働きぶりだった除雪ブルドーザー。 朝の暗いうち…

窓を開けて

午後2時過ぎ 村の「ミッドタウン」は 私の住んでいる山の中より 標高が少し低い。 その分 雪の量も少ない。 旧道に入る。 家の前を流れる水路には たっぷりとした 清らかな水が とうとうと流れている。 国道にも 旧道にも 雪を溶かす水が 道の真ん中に ずっ…

贅沢煮

タヅコさんの贅沢煮 この山間の村に 引っ越して驚いた事。 10本の指では 足りない程沢山ある。 その中の一つ。 この集落の80代前後の男性達は 野菜を殆ど食べない。 佃煮の様に辛く煮た 魚や肉を好み それでご飯を美味しく食べる。 夏は田んぼで米を作り…

雨の一日

タイチさんの家 ケンジさんの家 タイチさんも、ケンジさんも 雪かきを諦めたようだ。 太い太い柱や梁だもの どんな雪でも 大丈夫ですよ。 と、私が言っても 屋根の雪が 気になって仕方がない 二人。 今日は一日 雨が降ったり止んだり。 白い靄が山をつつみ …

続々・豪雪

午後4時 タイチさんの家 三八豪雪。 この村の人達が 「雪かきしても、雪かきしても どんどん積もった」と言う 昭和38年の豪雪。 今回の豪雪はそれ以来らしい。 私の住んでいる市は 「例年の8倍の雪」と テレビニュースで言っていた。 この山里に 京都か…

午後4時 100m離れたお隣 ここらで 葛屋葺き(クズヤブキ)と呼ばれる 藁葺き屋根の家。 トミコさんの家は 土台の石も柱も土俗的な 築400年の葛屋葺きだ。 瓦屋根の家は 葛屋葺きの家が火事になり その後建てられた新しい家だ。 うちから 100m離れ…

猿の一家

うちの前の山に 石だけの土俗的な お地蔵さんがある。 その前を 山の動物が 行ったり来たり。 今日は今日とて 猿の一家がお出ましだ。 お日様が いっぱいに注ぐ タイチさんの広場で 猿の一家はほっこり。 冷たい川から びっしょり濡れたお猿さんが現れて ブ…

年賀状の準備

午後3時 冷たくて 小雨が降って 風が強くて でも 寒いとは感じない日だった。 昼から 年賀状の準備。 イラストレーターで 年賀状の原稿を作り それを プリントしていく。 単純な作業だ。 合間に レインコートを着て 傘を差し 川に沿って歩く。 軽トラに中か…

きらきら きらきら(2)

午前8時 川筋に沿った道を歩く。 私の足音に驚いて カワセミが飛び立つ。 青い羽の小さな鳥。 この10年間で たった2度の目撃。 弾丸の様に 川面すれすれに真っすぐに飛ぶ カワガラス。 最近は姿を見ない。 夏の鳥なのかも知れない。 鷹にやられて 腹に大…

牛糞と腐葉土

ホカホカと湯気をたてる牛糞肥料。 よく醗酵してるよね。 ビニール袋にパンパンに詰められた木の葉の腐葉土。 野菜作りにやる気満々のチャックは 100%無農薬有機肥料農業を実践している。 雪の積もる冬には作業が出来ない。 「雪が降るまでに」と気ぜわ…

柿の木

細い離合困難な道を アマチュア写真家グループの 観光バスがやってくる。 赤い実がたわわに実った 葉っぱの落ちた柿の木が 一番人気。 猿が食べても カラスがつついても まだまだ残っている柿の実。 やがて 雪の日。 柿の実に 雪が乗っているのも アマチュア…

遠足(2)

空に向かって 広がる空間。 そこには 運動場があり 宿泊施設があり 温泉の施設がある。 黄、赤、茶色の葉っぱの 樹々に囲まれ 後ろに比良山系の山々に 抱かれている。 広い空間と 紅葉に見惚れる。 木いちごとミルクのソフトクリーム。 これは食べないと。 …

遠足(1)

京都から友達が3人 私の住んでいる村の「ミッドタウン」にやって来た。 ランチは道の駅の「田舎の味バイキング」 ここでお腹を一杯にする。 目指すは 何もない村で数少ない観光スポット「天空温泉」だ。 最後の紅葉を愛でようと 低い山の上にある温泉まで歩…

モミジ(紅葉)

ケンジさんの所は 古い大きな家と蔵がある。 その家につながる細い道ぞいに 春はアシビや 見上げると桜が 覆いかぶさる様に枝を拡げる。 秋に 桜の葉っぱが散り 今は 真っ赤な紅葉 混じりけのない明るい黄色の紅葉。 雨の降る日でも ここだけは鮮やかだ。 道…

傘をさして

首にマフラーを巻いて 傘をさして 小さなNiconをポケットに入れて 小雨の中をウォーキング。 強い風に 傘が煽られる。 湿った冷たい空気。 紅葉の山肌を 白い靄が駆け上がる。 これ、これ。 この景色に会う為に 私は傘をさして 出かけて来た。

紅葉

午後12時半 陽の光を 真上から受けて 輝く山。 今年は 紅葉の色が冴えないけれど やっと満足の姿を現した。 今日も 沢山の車が モーターバイクが 自転車が 家も前を走る。 どの車も人も この黄金色の景色を求めて やって来た。 私も満足の 明るく輝く一日。

霧の朝

午前7時40分 霧に包まれた お天気の日の朝。 少しずつ顔を出し始める太陽。 ゆっくりと 霧が消えて行く。 こんな日は 峠から 雲海が見える。 気ぜわしい朝に 細い道を車を走らせ 峠まで行くには ちょっとした決心がいる。

「田舎の味」ランチ

道の駅レストランから 年に一度、うちにやって来る 友達とそのお母さん。 「今回は外でご飯を食べよう」 と言う私の提案で 道の駅そばの「田舎の味バイキング¥1000」 に案内した。 図書館に行った時に 度々歩く川沿いからの山の景色。 川はやがて琵琶湖…

葉ボタン

20代の頃 しっかり者の友達が言った。 「くれるって言う物を断っちゃ駄目だよ。 次からくれなくなる」 あれから何十年。 私はこの言葉を忘れた事がない。 植木屋が沢山置いていったと言う葉ボタン。 トミコさんが持って帰って欲しいと言う。 困ったな。 今…

ハロウィンのカボチャ

ハロウィンに 子供時代からなじんでいるチャックは シカゴの生まれだ。 日本では見かけない 黄色のカボチャを 畑で作っている。 チャックの作った ジャック オ ランタンは 怒っているのか いたずらっぽく笑っているのか 泣いているのか。 月が明るく輝く夜 …

のんびりした「ミッドタウン」(2)

町名「市場」 私の住んでいる集落は この「市場」より山奥で かつて 炭焼きも生業の一つだった。 男は炭俵を3俵、女は2俵背負い 「市場」の炭問屋まで歩いて運んだ。 車では30分の距離。 かつての呉服屋の 面影が残る洋装店は 80代の女性に 今でも便利…

のんびりした「ミッドタウン」

旧郵便局舍 私が住んでいる村のミッドタウン。 ここに来るのは図書館に来る日。 2週間に一度。 道の駅もあるし 千円の「田舎の味」バイキングもあるし 鯖寿司を売る店、蕎麦屋もあるし 小さなスーパーでは 鯖のなれ鮨などそれなりに 地方の食品なども売って…

紅葉の大木

うちの集落に 弁天さんのお社がある。 小さなかわいいお社だ。 その側の 見上げる様な大木の紅葉を 「ライフルマン」と「タイチさん」が伐った。 木に虫が付き、洞が出来 「倒れたらお社がつぶれる」 と、皆、気にしていた。 切り株の最長は1メートル程。 …

スズメバチ顛末記

アップサイドダウン 屋根が下、底が上に 「男前」さんが思いっきり力を入れて ポンプの箱を傾けた。 驚愕の内部が現れた。 ポンプカバー、箱の壁までびっしりと 6層のスズメバチの巣。 大きなゴミ袋に一杯の巣。 ポンプの水の管の上に作られていた巣の後。 …

スズメバチの巣(2)

「しゅっとした男前」さんから 自慢のミルキークイーンと言うブランドの 新米を貰った。 今年はどこもいいお米がとれて とても嬉しそうだ。 私がスズメバチの事を「男前」さんに話す。 「今年だけでも4っつスズメバチの巣を取りましたで。 取ったげますわ」…

新米

行儀の悪い写真だが、重くて直せなかった。 ここらの人達が「半俵」と言う大きな米袋。 多分30キロだと思う。 新米を貰った。 50前のヨシヒコ君は整備士で 昼間は湖西で働いている。 野菜は作っていないがお米は作っている。 自分の田んぼだけでなく休耕…

ゲンノショウコ(フウロソウ)

ゲンノショウコより フウロソウと言う方が この花にはふさわしい。 明るいピンクと白と。 家のまわりに わんさか咲いている。 ゲンノショウコは 飛び切り名が知られた漢方薬。 今80過ぎの村の男性が 10代の頃 山の中でマムシに噛まれた。 「マムシ模様」…

雑用でミッドタウンへ

ミッドタウンの空 細々とした用事は まとめて済ませたい。 と言う訳で 村のミッドタウンに出かけた。 車で30分ほど。 まずは図書館へ。 本の返却と受け取り。 「共通文化にむけて」を延長してもらう。 8月は忙しくしていて 返却日までに読み終えなかった…

午後5時 強い南風の日。 川に沿って歩く。 体と心の為に。 山の向こうに 太陽が隠れ 涼しい。 あれ? 私の足音に驚いて 飛び立った青い鳥。 カワセミ? 空を見上げれば 激しく動く雲にかかる パステルカラーの虹。 あそこは 雨降り。

百合

「冬瓜」のケンジさんは 鹿除けの電柵を張り巡らしている。 畑は勿論、玄関から裏まで 家の周りもぐるりと電柵を張った。 隣近所の人達からの評判は 非常によろしくない。 夜になるとソーラーエナジーのライトが チカチカ光る仕掛けもしてある。 しかし、し…

霧の朝

午前6時半 山の向こうから 太陽が顔を出すと 消えてしまう朝の霧。 あの 白い霧の向こうから もうすぐシルバーグレイのRushが ライトを輝かせて現れるはず。 その次は白い軽トラ。 その又次は・・・ 毎朝決まった時間に うちの前を走る車。 私は寝ぼけまな…

サルビア

夏の始めに 村の小学校の生徒達が 「お宅訪問」にやって来た。 サルビアの苗を手に持って ニコニコして。 ただ今 生徒3人 先生6人。 私も生徒もぎこちなく 「こんにちわ」と挨拶する。 その時のサルビアが 今が盛りだ。

お盆休みが終わった

お盆の最後の日は ご先祖様が あの世に帰って行かれるので なんとなく気ぜわしい。 この村では 河原に石を積んで 河原仏を作り ご先祖を送る。 非常に土俗的な風習だ。 「今年はもう止めたよ、河原仏。 大変なんや、合う石を捜して積むのが。 あんまり暑いし…

胡桃(くるみ)

これがクルミ? 初めて見た。 あのいかつい、固い殻を この可愛い姿からは 想像出来ない。 触ると 接着剤みたいに 指に粘着性のものが付いた。 川の側に立っているなんて ずっと知らなかった。 葉が黄色くなり 実が弾ける秋を 楽しみに待ってるよ。

赤い豆 ササゲ

むしろの上いっぱいに ジリジリとする太陽を浴びて 広げられた莢付きの豆。 手に取ると カサカサと言う音がする。 遠い遠い昔から 同じ様に豆を植え 採って乾かし 莢から豆をはずし 保存してきた。 行った事もない チベットやネパールの写真で見た 同じ様な…

軽トラで8分

Google画像 キャンプ場管理棟 うちから車で8分のキャンプ場。 「チャックさん」がここで 音楽と食事付きの催しをすると言うので行ってきた。 こんなに近いと断れない。 キャンプ場入場料¥500 音楽と食事料¥1200 チャックの「渾身」の野菜と コスト…

かわいそうな「チャックさん」

「チャックさんが、洗濯物を入れずに帰った」 と、バスに乗ってる人達が教えてくれる。 畑仕事で汗まみれになったズボンやシャツを 川で洗って、干して そのまま京都に帰る。 夜露に濡れても 雨に降られても 全然気にしない。 そんなチャックが 精魂込めてい…

夏休みの始まり

道の駅駐車場と図書館 雲ひとつない日。 図書館に本を受け取りに車を走らす。 標高600m 窓から吹き込む風は冷たく気持ちがいい。 いつもはガランとした国道、山の中の県道も 車が列をつくり 道の駅の駐車場もいつになく車がいっぱい。 キャンプ場も川の中…

村のミッドタウン(3)

水路の側に畑があり そこにはトウモロコシやきゅうりがなっている。 そして・・・花畑。 村のミッドタウンは かつての宿場町。 一つ北の宿場町は 町おこしで電柱は地中に 江戸時代を彷彿とさせる家は 渋い弁柄に塗られ その家はお土産やになったり 食堂やカ…

村のミッドタウン(2)

山の清水(しょうず)か伏流水か。 道の脇を豊かに流れる水路。 洗濯も出来る 野菜も洗える程の 透明な水。 かつてはそうやって 人々の役に立っていた水路。 今では 人の目を楽しませ 心をほっとさせる。 十分すぎる程の働き者だよ。

村のミッドタウン(1)

今は国道が本道になっているが その国道の一本西の道が かつての街道である。 宿場町としてそれなりに栄え 洋風の三階建ての建物には ビリヤード場やカフェもあったそうだ。 鄙びたなんとも懐かしい風情だ。 こんなひっそりとした町が 私の住む村の中心地。 …

「オーイ」と声がする

12倍で撮影 「オーイ」とどこか遠い所で声がする。 うちからすぐ側の山。 関西電力の送電線が ずっと延びている。 その送電線の定期点検の日なんだろう。 米粒位に人が見える。 朝、鉄塔に登れば 夕方までずっと降りてこない。 「オーイ」と連絡を取り合い…

栗の倒木

年輪を数える。 ざっと数えて60と幾つか。 何年か前に 山の中で倒れた栗の木。 かつて 線路の枕木として この村で沢山沢山加工され そりゃあ活躍したよね。 今度は うちのストーブで 雪の降る日、北風の吹く日に 私たちの為に働いておくれ。 パチパチとは…

「先住民」と「新住民」

ケヤキの樹 私の住んでいる所から 車で奥に15分程。 山の中の村だけど 開けてとても明るい。 300年か400年続いている家も 子供達は皆、街に出て居を構え 残っているのは80代の親だけだ。 でも 街からやって来て この村に住み、家族が増え 無農薬の…

鯖街道ウルトラマラソン

福井県小浜から京都出町柳までの街道を 鯖街道と呼ぶ。 車の無い時代 小浜で獲れた鯖にたっぷりの塩をまぶし 担いで京都迄運んだ。 京都に着いた頃に 塩がなじんでちょうどいい具合。 これを使った料理が 京都の鯖寿司だ。 かつての鯖街道は高い山の中。 5…

小さな世界

山の中 林の中は 生命の息づかいが聞こえる様だ。 木の幹から 小さな葉っぱが出ていたり フカフカの緑の苔から スルスルと伸びているおどけた苔の頭。 大きな耳が欲しい。 植物達の芽が出たり伸びたり 胞子が弾けたり 花びらがハラリと散る音を聞く事が出来る…

エビネ(海老根)

誰も知らないこんな場所に 林道を入った杉の林の中に 淡いピンクの野生蘭エビネが こんなに楽しそうに咲いているなんて。 半径2m程の所に 足の踏み場もない程 沢山咲いている。 準絶滅危惧種に指定される程 山の中から消えてしまった花。 園芸用に採集され…

林道

林道は 杉、檜を運び出す トラックの為の山の中の道だ。 うちの側の谷に沿って その林道を友達と上へ。 そんなに古くはない 鹿の骨。 渋いピンクの花の エビネの群生。 樹々の間の木漏れ日。 そして 山の中でいつも感じる 何かの気配。 思わず後ろを振り返っ…

栃(3)

樹齢200年から300年の大きな栃の木が チェーンソーで切られて ヘリコプターで下まで降ろされ トラックで木材の市まで運ばれる。 そして 高級マンションの床やカウンターの天板になる。 深い山の中で 何百年もかかって大きくなった栃の木。 あまりの乱…

栃(2)

山シャクヤク 杉林の中 落葉樹の中を 大栃の樹を目指し 汗をかきつつ登って行くと 突然に出会う未知の花。 白い大きな花びらに 黄色と赤のおしべ、めしべ。 深い山の中で ひっそりと咲き、しかも、貫禄の花の精 山シャクヤク。