裸馬に股がる「ウマコさん」

遠くに馬が2頭見えますか? 湖西畔まで山を下り 郵便局で荷物を出し ちょっとした買い物をすました。 今日は風もなく穏やかな日。 いつもとは違った道で帰ってみよう。 古代の継体天皇の皇后の御陵の前を通り ずっと山の中へと車で上がる。 平野の様な山の…

編み込みのセーターを着ている雀

私の住む所では雀を見かける事がない。 田んぼは沢山あるのに。 とんびは空高く円を描いて ピーヒョロと鳴き シジュウカラ、セキレイ、ヤマガラは 毎日うちの木蓮の枝にやって来る。 雁やオシドリも川に浮かび その川沿いの道を私が歩くと 驚いて飛び立つ。 …

納屋で凍った白菜

オチヨさんの家 オチヨさんを車で送って行くと 必ずお土産を貰らう。 「いいですよ そんなに遠くじゃないんだから」 と言ってもきいてくれない。 先日は 小豆と納屋でカチンカチンに 凍ってしまった白菜だった。 91才のオチヨさん。 現役の農婦。 艶々と光…

自慢げな氷柱(ツララ)

道の脇 伏流水が沁み出ている所。 冬に見事な氷柱が出来る。 所々に立っている デジタル温度計より正確に 気温を教えてくれる様な気がする。 さて 今日も側を通ると 自慢げにこちらを見てるではないか。 のこぎりでシャッシャッと切り 冷凍庫に入れておこう…

カミルからの荷物

チャックの畑のボランティアとして 夏から冬まで集落にステイしていた スイス人のカミル。 冬の日本から夏のニュージーランドを経由して スイスに帰ったのは12月の終わりらしい。 そのカミルから荷物が届いた。 お母さんが編んだマフラーと帽子。 私の住所…

こんな風に私の年は明けた

4日 年の暮れに チエコさんが急に亡くなった。 優しかったチエコさん。 お正月に お通夜とお葬式。 そして今日 「弟君」が琵琶湖の釣りの帰り 4時過ぎにうちに寄った。 深夜に帰った「弟君」。 ドアを開けて表に出ると 何日も降り続ける雪が 周りの景色を…

たった一軒のコンビニ

LAWSON 村の中心地(ミッドタウン)には 市役所の支所、銀行、郵便局 農協、学校、道の駅、診療所等々。 そして 図書館。 この辺りを歩いていると誰かに出会う。 2500人の村の たった一軒のコンビニ ローソン。 例えば ここでコーヒーとドーナツを買い表…

振り向いても何もいない

山の神様 山のあちこちにある 山の神様のお社はとても小さい。 それは まるで山に住む小人の家だ。 そして あちこちにある 小さな石に赤いよだれ掛けをつけた お地蔵さん。 「山の神さんが怒った」 「狐にだまされた」 「お地蔵さんが言う事をきいてくれた」…

林業を生業とする村

午後4時30分 林業を生業としている人達は どこの国でも同じ事をしているのだ。 「メインの森」(ソロー著)を 読んだ時そう思った。 19世紀 アメリカメイン州。 ソローがメイン州の川に沿って 奥へ奥へと旅をする。 その時にソローが聞いた話。 切った…

小さな2個の塊

小入谷峠(おにゅう峠)に辿り着くには 旧鯖街道に沿って 車が通れるように削られた細い道を くねくねと登っていく。 削り取られた崖は 大雨が降れば崩落し 車は通行止めになる。 道に餅菓子のあられを撒いた様に 散らばった小さな岩や石。 広がる青い空と …

マムシとナムアミダブツ

通称 まむし 春の芽吹き 秋の紅葉。 この頃は 歩いても 運転中でも 心がわくわくと騒いでくる。 黄色や赤や茶色の葉っぱが 風で舞って散っている今の季節。 私一人でこんないい目をしていいのか? マムシと呼ばれる 車の離合もままならない道。 春に小熊がひ…

人気者の柿の木

酒屋さんの側の渋柿の木は こう見えて 中々の人気ものなのだ。 赤い実をたわわに実らせているのが いかにも秋の風情を醸し出しているのか。 写真を撮る人の心を掴む。 景色が雪で白く変わる頃 この赤い実は枝に二つ三つ。 それが又いい被写体になる。 沢山の…

玉子の配達

午後4時15分 ヤマケンさんは うちのずっと奥の集落で鶏を飼い その玉子を道の駅で売っている。 村のお得意さんには配達してくれる。 うちもチャックもお得意さんらしい。 村人の中には 「コメリの餌をやってるのに地玉子やない」と うるさい事を言う人も…

「明るいうちに帰ろう」

午後4時半 「ミッドタウン」にて 夫の友人がやって来た。 四人。 うちでお昼を食べ さあ、「ミッドタウン」に 栃餅ぜんざいを食べに行こうと 車を30分走らせた。 まだ紅葉は鑑賞に堪える姿。 車のフロントガラスに 黄色の葉っぱが吹雪いて来る。 ぜんざい…

霧の朝

午前7時半 山の向こうから 太陽が顔を出すのが遅い 谷筋の村。 窓のカーテンを開けると 深い霧の朝だ。 峠まで行けば 雲海が見られるはず。 太陽が顔を出せば あっという間に消えてしまう霧。 朝の一時の贅沢を堪能するとしよう。

山の中に

山仕事をしている「弟君」の チェーンソーの音が聞こえる。 毎日、少しずつ音が遠ざかる。 「しゅっとした男前」さんによると 「弟君」は潔く木を切るらしい。 チェーンソーにオイル お弁当にお茶。 色々な物を担いで目的の木まで 急な山道を歩いて行く。 「…

図書館の裏

図書館裏の風景。 私が一番好きな所。 透明な川が音を立てて流れ ゆったりと寝転んでいる様な山がある。 そして今日は連休で キャンプ場が賑わっている。 木々の間に見え隠れする オレンジや黄色のテント。 乾いた空気と優しくなった日差し。 平和で穏やかな…

原っぱにススキの穂がそよぐ

御年80才のタイチさんは それはそれは綺麗好きだ。 家の前の広い野原。 ススキの葉の背が高くなると それが気になって仕方がないようだ。 毎年の夏 かんかん照りの下 草刈り機でススキの葉を刈り始める。 キーンキーンと刃が石に当たる音。 熱中症で倒れる…

ショータさんのチェーンソー

親方と弟子 ショータさんは90才。 10年程前まで 山仕事を生業としていた。 木を切ったり植えたり 楢の木で炭焼をしたり 栗の木で鉄道の枕木を作ったり。 夏に切った杉や檜を 雪の上を滑らして運んだり 木馬道(きんまみち)を まるでジェットコースター…

六斎念仏

手に持った小さな太鼓を バチで叩きながら ゆったりとした動作で しかし 力強く踊る。 六斎念仏は 太鼓を持った踊り子3名 鉦(かね)二人 笛二人で 踊り、奏でて仏様に奉納する。 空也が開祖だと言われているので 平安時代からこの念仏はあったのだろう。 …

盆の準備で忙しそうだ

午後5時10分 「弟君」が昼前にやって来た。 春に亡くなったお兄さんの初盆だと言う。 私の住んでいる集落でも 盆の準備でそれは忙しそうだ。 蕎麦の種を蒔き 貝割大根みたいになったのを おひたしにする。 仏さんのおかず。 団子もクルクル丸めて 供える…

暑さと湿度でくたくたに

広場で。グループサウンズや井上陽水等 京都市左京区の山の中、久多(くた)。 ここで夏祭りがあるので「来ませんか?」と 「赤のボルボ女子」からのメール。 車で10分もかからない。 30日昼前、のんびりと出発した。 細いくねくねとした山道を行くと 警…

怪談よりも怖い話

午前7時半 「ヒルに血を吸われた。 タラコみたいに大きいやつに」 と、タイチさんが騒いでいた。 私も数日前 ズボンの裾のシミに気がついていた。 足首に血の固まりと血の跡。 うちの集落はヒルがいないはずだった。 でも最近 知らない間に腕にくっ付いてい…

「みかんでも食べてゆっくりしてよ」

愛媛産 みしょうゴールド 「果汁たっぷり ジューシー感覚」だって 姉が送ってくれたみかん。 グレープフルーツみたいな さっぱりとした甘い果汁。 能書きに偽りなしだ。 いつも野菜をもらう トミコさんにお裾分け。 柑橘類が大好き。 夕方京都から帰って来た…

かわいいな・・・

集落の庭に 必ず植わっている花 百日草。 仏壇に供える為に それは沢山の花が 咲いている。 苗を貰って植えはしたが 「地味な花だな」 少し大きくなると 油かすをやる。 又少し大きくなる。 蕾は出たか? お、開きかけたぞ! 咲いた花達を 少し離れて眺める。…

お客が二人

午後4時半 朝 表に出るとむっとする様な 重い空気感。 何をしても汗が吹き出る。 昼前に 表に車の止まる音がする。 山仕事をしている 「弟君」がやって来た。 素麺と スペインオムレツと 塩揉みのきゅうりを胡麻油で和えたもので 昼ご飯を食べた。 「弟君」…

失敗作の「きゅうちゃん漬」

午前6時20分 2日前 トミコさんから「きゅうりを取りに来て」 と言う電話。 そのきゅうりで 「きゅうりのきゅうちゃん漬」を 作るはめになった。 トミコさんがくれたレシピは JAが配ったものだ。 レシピ通りに作ったきゅうちゃん漬は 余りにも醤油が勝ち…

西日を受けた白い家

午後5時 図書館で本を受け取り 新聞を読み 表に出ると五時だった。 太陽が沈むにはまだ早い時間 西日が強い。 道の駅、図書館の駐車場に 車はちらほら。 空が広いなあ。 西日を受けた白い家。 東ヨーロッパかロシアみたいな色をした 除雪ブルドーザーの車庫…

海への長い旅

鮎やアマゴのいる川。 うちの裏を流れる川だ。 「ほー、それはすごい」 と、驚くのはまだ早い。 漁業組合が 軽トラに魚を積んでやって来て 釣るのにいい頃合いのを流すから。 「鰻の大きいのがとれた」 と、奥の集落の人が言っていた。 これは天然鰻だ。 琵…

跳ねる鮎

水の少ない川だけど 今年もやって来る 鮎を釣る人達。 この川に沿った道を歩く。 川面をキラキラと走る光。 そして 跳ねる光。 それは 鮎のジャンプ。 「釣れますか?」と聞かれる。 「いますよ」と答える。 午後に雷のBGM付きで 大雨が降った。 雨は山や畑…