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白い豆の粒を2カップほど。 カラカラと鋳物の鍋に入れ 多い目の水を注いで よく燃えるストーブの上に。 ぐらぐらときたら 湯でこぼす。 もう一度水を入れ たっぷりの砂糖と一つまみの塩。 ほんの少し 芯が残る程度で ストーブから下し 余熱で柔らかくする。…

1年前の記事

『1年以上の長きにわたってブログを継続いただいているユーザー様を対象に、 過去の同じ時期に投稿した記事を振り返るメールをお送りします』というhatenaからのメールが来た。 ブログを始めたのは、ひょんな事からだった。 日記の様に毎日書いてみよう。 俳…

ギフト

アメリカのNickから荷物が届いた。 ガールスカウトのクッキーが2箱。 30年程前 京都の街を忍者の服を着て 自転車で走り回っていた男の子。 親の離婚で アメリカと日本を行ったり来たり。 青年になって Air forceでメンテナンスの仕事についた。 沖縄、ド…

ゴメン、ゴメン

ゴメン、ゴメン こんな所に追いやって。 60年程前に 義父が北海道で買ってきた 木彫りの熊。 大人の熊と小熊が2頭。 40年前に 友達が新婚旅行土産にくれた ニューカレドニアの 木彫りの原住民。 こんなに重いものを よくぞ持って帰って来たものだ。 家…

クリスマス 太陽と月

京都五条通りの西にあるAEON。 買物をして表に出ると 西の空に 今まさに隠れようとしている太陽が。 いつ迄も眺めていたいのに すぐに姿を変えてしまう。 帰り道。 京都の北の山で「遭遇」した ETの自転車が飛んでいた あの月が 山の後ろから昇って来た。 暖…

スキー場(マキノ3)

高校3年の体育の授業で来た。 何十年も前の冬だった。 大阪から浜大津まで京阪電車で。 そして、江若鉄道で琵琶湖に沿ってマキノへ。 電車の窓から見る沿線は 寂しい冬の田舎の景色だった。 様変わりした今。 温泉施設が出来 リフトで上る上級者用のゲレン…

1990年 マンハッタン SOHO 店のウィンドウ(3)

おもちゃ屋ではない。 ギャラリーのウィンドウ。 こんな楽しい作品があるなんて。 アンティークの店。 ブリキのトラック カラフルな蛇 淡い色の陶の鉢 プラスチックの車 ガラスの小さな瓶 Coca Colaにキャンドルスタンド 1950年代の懐かしい物達。 PLAST…

1990年 マンハッタン SOHO 店のウィンドウ(2)

FUTON?フートン? ヒュートン? フトン? 何のお店か分からなかった。 だって、 ディスプレイが「洗濯」だったから。 アメリカのドラマを見ていたら マンハッタンのアパートで 布団を使っている場面があった。 「なんだ、FUTONは布団だったんだ」と 分かっ…

1990年 マンハッタン グリニッチビレッジ 店のウィンドウ(1)

1990年秋。 マンハッタン グリニッチビレッジのパン屋。 人気のお店だと後から知った。 藤のかごのカートにパンを立てて 配達もする。 日本の魚屋さんとは随分違うけど 匂いは同じ。 花屋さん、今日は臨時休業。 「好きだ、好きだ、好きだ」 と 心の中で…

自転車ラーレー(RAREIGH from England)

半ば雨ざらし いつ捨てようかと思いながら でも 何故か捨てられずに今もここにある 自転車 ラーレー。 35年程前 京都市中京区の小さなしもた屋風の ラーレー専門の自転車屋で買った。 夫がカーキー色で 私が茶色のラーレー。 イギリス映画で 郵便配達人が…

Santa Fe(木地)

砂漠なのに雪が積もる。 海抜2000mの街。 扉の下の色の変化は 雪の仕業かもしれない。 Santa Feスタイルのドア。 家具も食器棚も・・・ 法律事務所の門扉。 この扉を開けて どんな相談をしに行くのだろう。 建物まで続く細い道 明るい緑。 私の一番好き…

Santa Fe(白)

白い扉の向うに 背の高い木が見える。 気持ちのいい空間が あるに違いない。 「こんにちわ」ではなく 「ただいま」と言いたくなる。 色あせない 清潔なドア。 141番地。 上にスライドする窓。 壁にひびが入れば 土を塗る。 渋いピンクの壁の アドービの家…

Santa Fe(青)

アドービ建築の壁。 干した唐辛子は サンタフェの象徴の一つ。 青い扉の3番地の家。 外壁が石積みの家。 自分で建てた様な気がする。 窓の周りが青のペンキの149番地。 窓を近くで見ると とてもラフな作りだ。 渋いピンクの土壁との調和。 写真を撮って…

Santa Fe (赤)

ニューメキシコ州のニックネームは「魅惑の地」 Land of Enchantment 街中にセージブラッシュの甘い爽やかな香りが漂う ニューメキシコの州都サンタフェは どこを歩いても、何を見ても 心躍るものに溢れていた。 住宅街の普通の家の窓。 カフェでもない、レ…

ナツメ(棗)

見たところはオリーブの実 食感は古くなったりんご。 そんな果物、ナツメの実を沢山貰った。 20年程前 菜食主義の友達が、ネパールで亡くなった。 高山病だった。 動物蛋白は体に悪い ケーキも砂糖抜きで焼く ご飯は勿論玄米 玉子も牛乳も駄目だと言ってい…

イチジク(無花果)

友達と話していた。 「イチジクが大好き。でも、高いよね」 「どこの家の庭にでもあったから、お金を出して買うのが勿体ない気がする」 「城陽のイチジクがやっぱりおいしい」 そんな話が聞こえたのか? 城陽の友達から、大きなイチジクが届いた。 小学生の…

煙草屋(マンハッタンと熊川宿)

朝早いマンハッタンのグリニッジビレッジ。 カメラ片手に観光するには、余り似つかわしくない所だ。 人通りの少ないクリストファー ストリート、通称ゲイストリートの角にある煙草屋。 「何の店だ・・・?」と一瞬分からない程の店構えだ。 アメリカ映画「Sm…

鍛冶屋と家具屋 韓国民俗村(3)

ウィークデイでお客さんが少ないせいか、職人さんは仕事をしていない。 でも、この鍛冶屋さんだけは忙しくしていた。 ホミという鉄製の鋤を買った。 手作りの頑丈で無骨な農具。 ¥400也。 家具屋さん。 普段は家具の修理をしている。 カゴ屋さんがカゴを…

薬屋 韓国民俗村(2)

薬屋の屋根の下の、薬草を入れた袋。 乾燥の為に吊るされた薬草。 ホウズキ、鶏頭、柿、唐辛子、ヒョウタン、トウモロコシ、粟 赤土の壁、白い韓紙の扉、茶色の木の梁、ざる・・・ 懐かしさを呼び起こす天然の物達。

懐かしい空

何故か懐かしい、夏の日の空。 日に焼ける事も気にせず 帽子も被らず 赤銅色になるまで走り回った日々。 父と行った海。 熱い焼けた砂浜を 「アッチッチ」と飛び跳ねながら 海まで走った。 そんな時はいつも 今日の様な空が 私の上にあった様な気がする。

サンドイッチのために

私の作るサンドイッチにはピクルスが必要だ。 酢、砂糖、塩、こしょう、スライスしたタマネギ、何がしかのハーブ。 月桂樹の葉、タイム・・・何でもいい。 これらを鍋で一煮立ち。 塩でしんなりしたきゅうりにかける。 冷めると冷蔵庫で保存。 常温で保存す…

メープルシロップ

アメリカ、バーモント州のテレサから「メープルシロップを食べた事がありますか?」というメールが来た。 「勿論。日本ではメープルシロップはスーパーで売られているけど、殆どがカナダ産。バーモントのは見た事がない」と返事を書いた。 数週間後、小さな…

拾ったすり鉢

50年程前、トラックに満載の陶器を積んで、瀬戸からこの山奥の村に売りに来ていた。 ここらで一番の金持ちの家で「今日は全然売れん。これでは瀬戸に帰れんわい」と陶器屋が弱音を吐いた。 すると、金持ちの主人が「全部、置いていけ」とトラック一台分の…

若気の至り

用事で京都に出かけた。 金閣寺の北の右大文字。 毎日この大文字を見て2年程暮らした。 若い頃だ。 この道を車で走るたびに その頃の記憶がよみがえる。 この大文字を見た時、 大阪育ちの私は 「ああ、京都に住むんだ」と実感した。 いくら若気の至りだとは…

後悔(捨てた本達)

『どうして捨ててしまったんだろう?』 「民芸遍歴」 外村吉之助 「チャーリーとの旅」 J・スタインベック 「金子光晴全集」 「民芸遍歴」は倉敷民芸館館長だった外村吉之助が民芸運動について語った本。表紙が本文にまけずに素晴らしかった。 20才の頃読…

共に過ごした時間

ミニマリストが見れば、呆れて 即 捨てられるであろう物達。 私の回りには、そんなに沢山ではないが ある。 それは、錆びた缶であったり、 欠けた陶製の鉛筆削りであったり。 そして、河原で拾った石、赤や黄の縞の。 時を経て、風化した物達と私の 共に過ご…

京都タワー

高校の修学旅行は北九州だった。 生徒の集合場所は京都駅。 まだ時間があるからと、京都タワーに登ったクラスメートの男子数人。 出発時刻が迫ってもまだ降りてこない。 どこのクラスにもいるよね、こんなおっちょこちょいの男の子。 20才の時から会ってい…