ひょっとして トマト?

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まるで柿の様なトマト。

 

野菜も花も

とても上手に育てる

アキさんの畑の黄色いトマト。

 

何も知らずに貰ってきて

赤くなったら食べようと

テーブルの上に置いた。

 

ひょっとして

これは黄色いトマト?

と 気づいたのが昨日だ。

 

くし形に切ったり

輪切りにしたりと

食事のたびに登場する

黄色いトマト。

 

赤いトマトと比べると

味も香りも癖もなく 個性もない。

しかし

私にはこの色があると

勝負に出る 黄色いトマト。

 

頭がキリキリ回る奥さんの

車椅子の生活の世話を

完璧にこなし

家の内外の掃除から

畑の野菜作りや 花作り 草刈り。

時々 目眩で倒れる事もあるアキさん。

 

そんなエピソードが味わいの

黄色いトマト。

ガラスの器に入れると

とても良く似合う。

豪雨と停電

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トミコさんの家の前 稲田

 

午後1時過ぎ

遠くで雷の音がしきりとする。

習慣になった

気象庁の雨雲レーダーを

パソコンでチェックする。

 

大阪 京都 滋賀南部が

真っ赤な塊に覆われている。

 

南の空は濃い灰色の雲。

あの辺りの雷の音だ。

 

強い南風と叩きつける豪雨。

 

そして 停電。

発電機の大きな音が頼もしく

小屋の中の照明が

いつもより明るく感じる。

 

たった2時間ほどの停電だった。

 

ニュースを見ても

憂鬱な話ばかり。

 

カリブ海のハリケーン

アマゾンの火事

そして

この日本列島の

毎日の様な豪雨災害。

 

地球は一体何を思っているのか?

蓮 睡蓮 木賊(トクサ)とホテイアオイ

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蓮と睡蓮と木賊(トクサ)

そして

ホテイアオイ

 

山の水が滔々と流れ入る池に

それらの水生植物が

繁茂している。

 

淡いピンクの花が

終わってしまった

蓮と睡蓮。

ホテイアオイ青い花

もう見えない。

 

盛りが過ぎた葉っぱは

黄色くなり始めた。

夏の終り近くの

静かな風情の池。

 

澄んだ池の中を

大きな鯉がゆらゆらと泳ぎ

赤とんぼが 木賊の先に

「おっ・・・止まってる」

 

ツバメはいつの間にか

帰国の途についた。

 

蒸し暑い夕方に

夕立が通り過ぎた。

 

山肌に沿って

靄が上がっていく。

 

自然は刻々と移り変わり

何ともはや おしゃべりだ。

夏の終わり 秋の始まり

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大きなガラスのコップで

ぐびぐびと冷たいほうじ茶を飲んでいたのは

ほんの 一週間程前だ。

 

続いた大雨が終わったら

急に涼しい日が始まった。

 

ご飯の時も熱いお茶

スープも熱いのが美味しい。

具をたっぷり入れた

コーンスープ。

 

この間まで

冷たいコーンスープを飲んでいたのに。

 

朝も夜も気持ちのいい涼しさ。

急にやってきた夏の終わり。

いやいや まだまだ夏は終わらないと

夕方になると

ヒグラシが元気に鳴き続ける。

 

夏の終わりと秋の始まりの

なんだか 曖昧な

季節の変わり目だ。

山の中のファミリー・バンド

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ファミリー バンド

 

うちの前の道を車で20分程奥へ。

この集落で ファミリー・バンドの

ライブを聴いてきた。

 

お父さんがリードギター

お母さんがキーボード

次男がベースギター

三男がドラム

末っ子娘がボーカル。

 

途中から

ゲストのフィドル

バーカッションが参加する。

 

自作の曲から 人の曲まで。

大音響で歌い奏でる。

 

特に末っ子娘が登場してから

可愛さと声量のあるボーカルが加わり

より 楽しいライブになった。

 

「やっぱりライブはいいなあ」

 

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帰り道に出会えた

荘厳な夕焼け。

 

この美しさ 感動を

言葉や文字にするのは難しい。

 

一緒に行った

チャックの畑のボランティア

マルティニック島出身のメリッサが

大喜びしたのは言うまでもない。

 

山の中で聴いた

マチュア ファミリー・バンドの楽しさ。

帰り道の夕焼け。

メリッサの心に焼きついた今日の思い出。

 

フランスに帰っても

思い出すと思う。

 

雨雲レーダーを見る習慣

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30日 午後6時

 

気象庁のサイトの雨雲レーダーで

雨が通り過ぎる経過を見る

習慣がついてしまった。

 

30日の昼頃に

「バケツをひっくり返した様な」雨が続き

小屋の中にいるのに

なんとも落ち着かない時を過ごした。

 

冷蔵庫の中の食材が少なくなり

雨が小止みになった時

山を下り スーパーへ。

 

視界の中に広がる灰色の風景。

途中で眺めた

山や村や町を覆う黒い雲。

 

その下で動き回る人間は

なんと弱い生き物なんだろう。

 

そして

帰宅して明るい北の空を

眺めた時のホッとした心。

 

朝 目が覚めたら

そろそろ窓から明るい光が

射していて欲しい。

叩きつける様な雨

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叩きつける様な雨が

1時間ほど前から降り続き

気象庁の雨雲レーダーでは

真っ赤な雲の流れが

北東に広がる。

 

黄土色の川の濁流が

踊りながら下る。

 

遠く 近く 雷が吠える。

 

こんな時には

郵便配達の車の音

ポストにコトンと落ちる

郵便物の音さえも

心が安らぐ。

 

雨が小降りになると

鳥達や虫達が鳴き始める。

 

そして それは

小屋の中で

ひっそりとしている私に

再始動を促す

心地よい鳴き声でもある。