NHKFMで深夜に話す平田オリザ

f:id:URURUNDO:20180207003452j:plain

 

NHKFMで劇作家の平田オリザが話している。

深夜の番組「夜のプレイリスト」

 

16才の時

平田オリザは自転車で

アメリカとヨーロッパを旅した。

 

今の様にインターネットのない時代。

40年前の話。

地図と運と人との出会いに助けられ

1年半の旅を終えて帰国した。

 

私はこの自転車旅行の記事を

その時の朝日新聞で読んでいる。

 

平田オリザが旅と共に思い出す曲

サイモンとガーファンクルのアルバム

「明日に架ける橋」

 

私も持っているアルバムを

ラジオで深夜に聴く。

 

些細な事で心が下向きになるなんて

何て事ないなと思える。

カミルからの荷物

f:id:URURUNDO:20180206003455j:plain

 

チャックの畑のボランティアとして

夏から冬まで集落にステイしていた

スイス人のカミル。

 

冬の日本から夏のニュージーランドを経由して

スイスに帰ったのは12月の終わりらしい。

 

そのカミルから荷物が届いた。

お母さんが編んだマフラーと帽子。

 

私の住所を聞いたのはこれだったんだね。

 

ヘンチクリンな料理を食べさせたり

冬の服がないと言えば

私のお古のコートを着せたり。

反省。

 

「ありがとう。大切にします」と

お母さんに伝えて欲しい。

温かいお湯が出た

f:id:URURUNDO:20180205004033j:plain

 

朝の窓から射し込む光。

輝いて溢れる様だ。

 

空も青く

その上、白い雲まで流れて。

上々の一日の始まり。

 

雪が散らつく昨日。

水の出ない給湯器を直しに

御年91才の「鍛冶屋さん」に来てもらった。

 

1時間程かかって「これで大丈夫でっせ」

ほうじ茶とバナナケーキを一緒に食べた。

 

そして「鍛冶屋さん」は

軽トラを2速でブワーッと吹かして

凍った道を帰って行った。

 

壁に貼る断熱材を屋根裏から出し

ぐるりと給湯器のバルブの周りに巻き付けた。

 

凍った今朝

蛇口をひねると温かいお湯が出る。

「あ、出る出る」

 

実に嬉しい。

モリモリと食べた

f:id:URURUNDO:20180203002153j:plain

温泉の山

 

支所(かつての村役場)の前で

「玉子のケンジさん」に会う。

 

去年の大雪で

ケンジさんの池の鯉が死んだ。

屋根の雪が落ちて鯉に直撃したのだ。

 

そして今年も

「雪が多すぎる。

 何もかも凍って、給湯器の湯が出ない。

 冷たい水で食器を洗うのが嫌なので

 紙の食器を使ってる」だって。

 

「うちもそうやよ。

 風呂に入れへんもん。

 だから、今から温泉に行く」

と、ケンジさんと別れて

山の中腹にある温泉に行った。

 

何日振りかの風呂。

もうもうとあがる湯気の向こうに雪景色。

こんな機会がないと温泉にはこない。

 

昨日の晩ご飯。

細切れ野菜をコトコトとたっぷり炊いた

滋味豊かなスープを食べた。

 

そして今日。

それをカレーに変身させた。

 

チキン胸肉のカツを沢山揚げて

カツカレーに。

 

洗ってしゃっきりした小松菜に

ペルーの塩と胡麻油。

 

モリモリと食べた。

広い空が広がる所

f:id:URURUNDO:20180202004712j:plain

安曇川町

 

雪の道をゆっくりと運転し

琵琶湖側に下る。

 

大丈夫なんて思ってはいけない。

スリップして車の前に

大きな穴を開けたのを忘れないで。

 

山の中の狭い空から

広い空が広がる所。

 

白い雪の田んぼと

灰色の空との間の人間の住処。

 

泣いたり笑ったりの

それぞれの人間の生活が

あそこにはあるのだな。

 

空に押しつぶされない様に

頑張っている人の暮らしが見える。

やるべき事を黙々と

f:id:URURUNDO:20180201002958j:plain

1月31日

 

「水道が凍結して出ない」

集落のあちこちで困っている。

でも

かつては生活水だった

中流しっぱなしの山の水がある。

今でも豊かに庭先に流れている。

 

うちは伏流水をポンプで汲み上げている。

切れる様に冷たい水が

蛇口からほとばしり出る。

 

でも

停電になればお手上げだ。

 

便利さとはなんと不便なものだろう。

 

屋根に厚く積もった固い雪を

80を越えたタイチさんは

スコップ一本で落としている。

 

几帳面な性格は

落とし方にも現れる。

きっちりと鋭角に。

 

明るい空の下で

雪に文句を言いながら

やるべき事を黙々としているタイチさん。

 

二月。

あっという間に過ぎる月。

「やるべき事を黙々と」

肝に銘じた。

久しぶりの空

f:id:URURUNDO:20180131002240j:plain

 

久しぶりの空。

雲が流れて行く。

 

北から灰色の雲が

押し寄せて来ると雪。

 

今日の雪は水っぽいな。

そして

すぐに空が現れる。

 

太陽の光と空は

人間にエネルギーをくれる。

厳しい自然を前にすると

いつも思う。

 

屋根から落ちた重い雪。

気持ちのいい空の下で

除雪にもリキが入った。

 

シジュウカラ

そんな私を

笑っておくれ。