ポーリーンのクレープ 2種

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ライスクレープ 今日

 

チャックの小屋に滞在中の

ポーリーンは料理上手。

 

パリに生まれて育ち

今はトゥルーズに住んでいる。

素朴な女の子だ。

 

今日暗くなってから

新作クレープのお裾分けを持って来てくれた。

 

ライスクレープ。

ご飯を薄くして焼いただけのもの

中に刻んだネギを入れて焼いたもの。

作ったリンゴジャムか

ピクルス、玉ねぎを刻んだのを

乗っけて食べる。

 

 

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 11月9日のクレープ

 

フランスやスイスの夕食は

クレープにスープが定番なんだって。

スイス人のカミールが言う。

 

玉子4個をボールでよく撹拌。

小麦粉を加え

キャノーラオイルを加え

牛乳を加え

その都度よく撹拌する。

 

サラサラとした生地。

ポーリーンはそれを

熱いフライパンに流し込み

薄いクレープを次々に焼いていく。

 

焼き上がりのクレープ一枚

フライパンに戻し

自分で作ったトマトと玉ねぎの

みじん切り入りソースを伸ばし

チーズを乗せ

玉子を一つ割り入れる。

その上にもう一枚クレープをかぶせる。

 

出来上がり。

 

バタースカッシュと

玉ねぎのスープと一緒に。

 

沢山のハーブや香辛料

スープストックを使う訳でもない。

シンプルで深い味わい。

 

「おいしいねぇ!、ポーリーン」

食材を買いに

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午後4時半 帰り道

 

村の人が「街」と言う湖西の北。

食材を買いに出かける。

車で50分程。

 

紅葉の山肌を霧が上って行く。

湿った冷たい空気が気持ちいいなあ。

 

山を抜け

田んぼの間を走り

湖西線の駅の辺りでやっと街らしくなる。

 

大きなスーパーマーケット。

一週間分の食材の

「買い忘れはないか?」

 

陽の暮れが早い

薄暗くなった道

霧の出て来た道を

さあ、急いで帰ろう。

「明るいうちに帰ろう」

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午後4時半 「ミッドタウン」にて

 

夫の友人がやって来た。

四人。

 

うちでお昼を食べ

さあ、「ミッドタウン」に

栃餅ぜんざいを食べに行こうと

車を30分走らせた。

 

まだ紅葉は鑑賞に堪える姿。

車のフロントガラスに

黄色の葉っぱが吹雪いて来る。

 

ぜんざいを食べ

買い物をし。

 

「明るいうちに帰ろう」

帰る方も送る方も

冬至を前に

気ぜわしい今の季節だ。

 

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「ミッドタウン」

   私が住んでいる山の村の中心地。

   銀行、市役所の支所、郵便局、図書館

   道の駅、診療所、コンビニ等々がある。

   

 

樹の顔

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教えてもらった訳ではない。

 

木肌、割られた木目、色

風化した姿。

 

いつの間にか

これは何の木だと分かる様になった。

 

桜は割ると薄い紅色。

甘い匂いがして

「ああ、小学校の時の木琴の木だ」と

木琴の音色までも思い出す。

 

栗は風化すると特徴が出る。

固くて強い。

細長く形を整え穴を開け

竿を通して稲を干す。

線路の枕木にもなる。

共に昔の話だ。

 

合歓の木。

割るとオフホワイトと薄青い肌。

葉っぱは水につけると泡が出る。

洗濯にも使った。

これも昔。

 

柿は薪で燃やすと

それは香ばしい香りが立つ。

 

檜も爽やかな香り。

 

胡桃、紅葉、楢、欅、栃・・・

 

薪としては楢が一番と言われる。

 

欅は固くて火持ちがとてもいい。

上等の薪だ。

 

あ、そうそう、忘れていたね。

「山が暗くなった

花粉症だ

動物のえさの木を無くしてしまった」

と、評判の悪い杉。

 

ちやほやと褒めそやされた時もあったんだ。

今は雌伏の時だ。

又、日の目を見る時もあるよ。

 

憂鬱そうな顔をした杉を見上げて慰める。

豪華な贈り物

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南風に吹かれて

はらはらと落ちてくる葉っぱ達。

 

枯れ草の上に

茶色のどんぐりの葉っぱ

黄色の楢や

漆の赤い葉っぱ。

 

明るい空から降り注ぐ陽の光に

山が黄金色に輝いている。

 

秋の終わりから冬の入り口へ

なんと豪華な贈り物だろう。

「どうぞ 召し上がれ」

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毎年

何人かの人からさつま芋を貰う。

 

今日貰ったさつま芋は

驚く美味しさだった。

安納芋。

 

色は濃い黄色

滑らかな食感

やさしい甘さ

鼻孔に届く香り。

 

耐熱皿にサイコロ状に切ったさつま芋を入れ

ほんの少しの水を足す。

電子レンジで8分程加熱。

 

柔らかくなった芋。

ポテトマッシャーで潰し

1つまみの塩と大さじ1の砂糖。

 

よく混ぜて器に。

あっという間に出来上がりだ。

 

毎日毎日続く食べる行為。

簡単に出来るおかずは大歓迎。

 

お粗末な物ですが

「どうぞ 召し上がれ」