ミゾソバ(溝蕎麦)

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澄んだ水が流れる溝や

伏流水が沁み出ている道路脇。

 

淡いピンクの

少女の様な風情の花

ミゾソバが群れて咲いている。

 

摘んで器に投げ入れ

枯れてくると

膨らみを持った花弁が

ぽとりぽとりと机に落ちる。

 

この花はやはり

野に咲く花なのだ。

 

家の中で生を終えるなんて・・・

駄目だよ。

 

菊芋(キクイモ)

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菊芋。

北アメリカからやって来た外来種

花は小さなヒマワリみたいで

葉っぱも小さなヒマワリみたい。

ざらざらとしている。

 

背が高くて

かわいい黄色い花なんだけど

油断すると畑全部が乗っ取られると

村の奥さん達には評判が悪い。

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花が終わると

太い茎を引っ張る。

根っこに芋がどっさりと付いているんだ。

 

生で食べると

でんぷん質のない

しゃりしゃりとした食感。

 

湯がくとアーティチョークに似ているんだって!

 

それなら

湯がいて

オリーブオイルと塩、胡椒と

少しの酢と砂糖のドレッシングに

しばらく漬けてみよう。

 

そして

ガラスの瓶に

月桂樹の葉や丁字を加えた

ドレッシングと共に詰めよう。

図書館の裏

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図書館裏の風景。

 

私が一番好きな所。

 

透明な川が音を立てて流れ

ゆったりと寝転んでいる様な山がある。

 

そして今日は連休で

キャンプ場が賑わっている。

木々の間に見え隠れする

オレンジや黄色のテント。

 

乾いた空気と優しくなった日差し。

平和で穏やかな風景だ。

秋雨の日のミルクスープ

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午後5時20分

 

黄色の花が

茶色の種になり

盛りを過ぎたピンクのコスモスが

ひょろひょろと茎ばかり目立って

揺れている。

 

夏に置いてきぼりにされた花達。

 

あけぼの草や

薄紫の野菊、ミゾソバは今が盛りだ。

 

さて

雨で冷たい今日の夕方。

有り合わせで暖かいスープを作った。

スーパー迄、車で40分の我が家では

完璧に食材など揃っていない。

 

ざくざくと切ったキャベツと人参のミルクスープ。

 

小麦粉、粉末チキンスープストック

塩、胡椒、牛乳。

それに貰い物の「玉ねぎの粉末スープの素」

これが効いた。

 

バターもオイルも使わない。

その上あっという間に出来るのだ。

 

トロリと濃厚な深みのあるミルクスープ。

これから何回も食卓に並ぶであろうスープ。

 

スープはいいな。

心までほっとする。

「メインの森」

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図書館で借りた「メインの森」

 

「森の生活」の

ソローの旅行記だ。

 

19世紀 アメリカ メイン州

まだまだ未開であった土地を奥へと旅したソロー。

 

図書館に返却後、「もう一度読んでみたい」

Amazonで調べたら中古本のみが売られている。

ポイントも利用して「ポチッ」とした。

 

ニューイングランドの森や湖を

歩いたり ボートに乗ったりと

奥へ奥へと進む。

 

行きたいなぁ・・・

 

グーグルのストリートビュー

今のメイン州を巡りながら

ソローの足跡を辿っている。

 

葉書の便り

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知人から葉書が届いた。

「しみじみと のらりくらり」

 

「ベランダの大きな鉢に

猫じゃらし8本、げんのしょうこ7輪、赤紫蘇

秋を感じさせてくれます」だって。

 

京都のど真ん中。

マンションの8階から見える街には

緑がぽつりぽつり。

そんな殺風景な風景を見ながらの

風に揺れる野草達。

 

「ほらほら

うちの野草達を見て」

そんな嬉しさが伝わる葉書。

 

返事を書いた葉書を鞄に入れたまま

出すのを忘れ続け

今日やっと投函した。