私自身を叱った

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久しぶりにポットに種を蒔き

それを大事に植えたコスモスが咲いた。

 

台風や豪雨で

それらが倒れた。

惨めな姿。

 

千日紅もダリアも・・・

キクイモも薊も・・・

 

ミニトマトが鳥に悪さされるから

ネットを掛けないと。

面倒な事だな。

 

「そんな事で心を煩わすな。

 

台風で一瞬にして

家族をなくしたり

家をなくしたりした人達がいると言うのに」

と、私は私自身を叱った。

うつらうつらと眠気がやって来て

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お盆の入りで

うちの前の道路は

ひっきりなしに車が走る。

 

からりと晴れた日。

 

昼ご飯の後

うつらうつらと眠気がやって来て

ほんの少しと思って寝たら

目が覚めたのが5時だなんて。

 

朝の五時と勘違いした・・・

 

乾燥した気持ちのいい空気の中

自分に言い訳するかの様に

「ま、いいか。

 だってお盆だもの」

まろやかに変化したニンニク

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丹波栗みたいな

大きいニンニクの一欠け。

 

ひさしの下に

ずらっと並んで干してある

人間の拳くらいのニンニク。

オチヨさんは丁寧に選んで

8個私にくれた。

 

家でニンニクを使わない私は

4個友達にあげた。

90歳の女の人が作ったニンニク。

それが私はちょっと自慢だった。

 

オチヨさんに会った時

友達にもお裾分けした事を言うと

ふっと残念そうな顔をした。

 

 

フライパンに

ほんの少しの油。

 

そこに二欠けのニンニク。

焦げ目が付く迄

じっくりと焼く。

 

香りはすっかり消え

ユリネの様な

ホクホクとした食感。

 

まろやかに変化した。

 

盆の準備で忙しそうだ

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午後5時10分

 

「弟君」が昼前にやって来た。

春に亡くなったお兄さんの初盆だと言う。

 

私の住んでいる集落でも

盆の準備でそれは忙しそうだ。

 

蕎麦の種を蒔き

貝割大根みたいになったのを

おひたしにする。

仏さんのおかず。

団子もクルクル丸めて

供えるんだとか。

 

山の中の村では

ご先祖さんがあの世から

ちゃんと帰って来る。

さぞや やかましい事だろう。

 

12日にお墓参りは私の予定。

又、暑い京都へ下る。

 

冷んやりとした夜の空気。

ありがたいな。

 

仕事場の内と外

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去年の今頃

私が仕事をする小屋のそば

スズメバチが巣をして

大騒ぎだった。

 

今年は仕事場の中。

トックリバチが棚の上の

紙の筒に出たり入ったり。

悪さはしないと聞くが

蜂はいつも私を警戒している。

嫌だなあ。

 

冬には

ヤマネが冬眠していたり

親指程の小さなヒメネズミが

大きな顔をして床を横切ったりする。

 

机の上に胡桃のかけらを置いておくと

朝にはちゃんと無くなっている。

 

ドアの前に蛇の抜け殻。

青い背中に太陽の光を受けたトカゲが

チョロチョロと急がしそうに。

 

小さな緑のアマガエルは

葉っぱの上。

 

 

今日

黄色いトマトを3個

初めての収穫。

 

記念写真を撮った。

 

オチヨさんのニンニク

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午後4時

 

台風の置き土産。

黄土色の渦巻く様子はなくなったとはいえ

まだ濁っている川。

根こそぎもぎ取られた杉の木。

そして

川の姿が少し変わった。

 

次の台風でどうなるのか

そんな事は考えない。

兎に角

今回はこの程度で終わった。

これでよしとしよう。

 

90歳のオチヨさんに貰ったニンニク。

それはげんこつ程もある立派なものだった。

「友達に一つあげましたよ」と言うと

オチヨさんは残念がった。

 

そうか

あの立派なニンニクは

オチヨさんにとって大事なものだったのだ。

言われた通り

二欠けを油で揚げた。

体にとても良いんだと。

 

月の光

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午後10時

 

西から東へと流れる雲に

白く輝く月が

出たり隠れたり。

 

暴れん坊で風来坊の台風が

行く先々で騒ぎを起こして

通り過ぎた。

 

窓から見上げる明るい月の光。 

窓から入り込んで来る冷たくて湿った空気

今夜はラジオから流れて来る音楽も軽やかだ。