ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

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ナガバモミジイチゴ

 

いよいよ咲き始めた

ナガバモミジイチゴの花。

 

村の人達が口を揃えて

「黄色の実で甘い」

と言う木いちご。

 

鳥や鹿にも大人気の黄色の実。

 

早起きの鳥達や

夜に活躍する鹿に

いつも先取りされる。

 

ガラス瓶の中で

黄金色に輝く

憧れの木いちごのジャム。

いつまで経っても

作る事が出来ないよ。

 

パセリのオムレツ

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2株のパセリを貰った。

根に土のついたパセリ。

大きなたっぷりとした

濃い緑の葉っぱ。

 

さて

この食べきれない程の葉っぱを

どうしようか。

 

森茉莉

「貧乏サヴァラン」の中で

沢山の玉子料理を語っている。

 

まずは目玉焼き。

半熟の黄身を少し崩し

胡椒と少しの醤油をたらす。

 

キノコのオムレツ。

 

そして

パセリのオムレツ。

 

と言う訳で

私はケンジさんの玉子で

パセリオムレツを作る。

 

玉子に刻んだパセリを加えて焼くだけ。

味付けは胡椒と塩。

フライパンに

キャノーラオイルとバターを少し。

バターが少し焦げ始めたら

パセリ入り玉子を

流し入れるだけ。

 

中は半熟で

外側はこんがり。

 

次は映画「ディア ハンター」

ベトナム戦争で友達が死んだ。

仲間が集まって友を偲び

その時に焼かれるスクランブルエッグ。

 

沢山の玉子に

ミルクを加え

それをフォークで撹拌。

 

フライパンに流し入れ

フォークでかき混ぜながら

焼いていく。

 

もう一つ。

韓国映画でのゆで卵。

汽車の中で買って

それを頭やおでこで

コツンと割って食べる。

 

さて

焼き上がったパセリオムレツ。

青臭い匂いは消えた。

熱いうちに切り分けて

さあ

食べよう。

ワラビ(蕨)

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今年はワラビも

顔を出すのが遅かった。

 

ウォーキングの途中に

ポキポキ、ポキポキ。

 

手のひらでつかめる程度に摘む。

 

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ホーロー鍋に

ワラビを入れる。

重曹をパラパラと。

熱湯をたっぷりと回しかける。

蓋をして冷めるまで置く。

 

洗って切りそろえたワラビ。

 

鮮やかな緑色を残し

歯触りも心地よい。

 

この食感を楽しむには

シンプルな味付けで。

 

鰹節を乗せて

醤油をたらす。

 

炊きたてのご飯でも

酒の友でも。

 

春の贅沢。

シャクナゲ(石楠花)

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午後2時

 

住む人が

いなくなった家へと続く

山の坂道。

 

そこを

十歩程上がった所。

 

ミツバツツジ

淡いピンクの花が

群れているその奥に

シャクナゲ

たっぷりと豊かな花をつけている。

 

このシャクナゲの事を

村の誰かに話すとしよう。

 

「ああ、あれはな・・・」

と、話は続くに違いない。

 

どこそこの家の角の柿は甘柿。

あの山の裾に沢山の実をつける

木いちごの木がある。

黄色い実だ。

関電の鉄塔に続く山道では

松茸が採れた。

タラの芽はあの杉林の裏。

葉ワサビは・・・

 

覚えきれない程のそういった話。

 

冬場に食料が不足した

当時の知恵の名残りなのか。

 

今聞くそんな話は

懐かしさと郷愁に

変わってしまった。

 

新しいベンチ

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表のベンチが

みすぼらしくなった。

 

そこで

夫が「ピカピカ」の椅子を

チェーンソーで

ざっと作った。

 

脚は松の木で

座る所は杉。

 

去年の暮れに

隣の集落の神社から

貰った松の木。

 

80年近くの年輪を重ねた松は

想像以上に

沢山の材がとれた。

 

まずは

ベンチに姿を変えてもらおう。

 

近くで育った杉と松。

私より長い間生きた木。

 

大小5つの椅子が出来た。

 

心地いいこの椅子に

どうぞ

座りにおいでよ。

 

チャックの畑レポート

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29日

 

雪が

まだ残っていた頃。

チャックは友達の助っ人と

雪を掘り起こし

土を耕し種を蒔いた。

 

腐葉土

牧場から買った

牛糞を鋤き混んだ

栄養たっぷりの土。

 

久しぶりに畑を覗いたら

豆は芽を出し

蔓が空に向かって

伸びていた。

 

白い布で覆われた畝。

その中で密になった葉っぱを

間引いたチャック。

二つかみ貰った。

 

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柔らかい間引き菜

小松菜。

 

新玉ねぎのスライスと共に

塩とごま油で食べよう。

明るい陽光

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午後2時

 

猛練習のかいがあり

ウグイスの鳴き声は

おなじみのものになった。

 

よく響く大きな声で

「ホーホケキョ ケキョ ケキョ」

 

キセキレイ

警戒の鳴き声を放つ。

 

ゴイサギが1羽

川から雄々と飛び立つ。

 

私が好きな

カワガラス

相も変わらずせわしげに

弾丸飛行。

 

明るい陽光

そして

冷たい北風の日。