「ザ・空気」二兎社

f:id:URURUNDO:20170322003444j:plain

びわ湖ホールの裏

 

「ザ・空気」

永井愛が主宰する劇団二兎社の公演だ。

20日、びわ湖ホールまで行った。

 

人気報道番組の現場。

放送直前に上層部から放送内容の変更を命じられる。

編集長、ディレクター、キャスター

コメンテーター、編集者。

彼らは内容の変更にNOと言えるのか。

言いたくても言えないその場の「空気」

 

報道への圧力と表現の自由に対する自主規制。

「ザ・空気」はそれらを軸に展開し

観る者に今の日本の政治の流れを思わせる。

 

実力俳優陣の確かな演技にも惹き付けられた。

 

最寄りの駅まで車で。

後はJRで大津まで。

駅からびわ湖ホールまで歩いた。

 

江戸時代の駅の周りは葦の原で

漁師の家が数軒あるだけだった

と言う石碑が立っていた。

 

「へー、そうだったのか」と

歩いていると

楽しい話にも出会える。

いちご大福

f:id:URURUNDO:20170320011649j:plain

 

生菓子やおまんじゅうは

昔からある正統派が好みだ。

 

田舎まんじゅう、桜餅、うぐいす餅

きんつば、六方焼、上用饅頭・・・

 

普段のお菓子の

これらのまんじゅうは

このままの姿であって欲しい。

 

三笠饅頭に

カスタードや抹茶味のクリーム。

 

ロールケーキの真ん中に

ドンっと生クリーム。

 

私にとってこれらはよろしくない。

 

大原里の駅で出会ったいちご大福。

私のいちご大福の概念を変えてしまった。

 

マットの薄い餅から透ける

淡いピンクのいちご。

サイズもまさに大福。

 

今までに出会った事のない愛らしい姿

邪道だなんてもう言わない。

 

「さあさあ、皆さんにお披露目。

 写真を撮りますよ」

 

時は春の彼岸。

おはぎも忘れずに買ったのは

言うまでもない。

彼岸 大阪

f:id:URURUNDO:20170319010107j:plain種苗屋

 

去年亡くなった姉のお骨が眠っているお寺は

大阪の天王寺にある。

いつも私の事を気にかけてくれた姉

お参りに行ってきた。

 

JR天王寺駅界隈。

お彼岸で老若男女で溢れ

子供の頃から変わらない。

 

懐かしい。

 

f:id:URURUNDO:20170319011839j:plain

お寺の側。仏花だけの花屋

 

f:id:URURUNDO:20170319012344j:plain

一心寺

 

ろうそくと線香を買い

線香の煙をハタハタと頭に手であおぎ

賽銭を入れた。

 

f:id:URURUNDO:20170319012947j:plain

四天王寺

 

帰り道

四天王寺に寄る。

7世紀、聖徳太子が建立した寺だ。

 

沢山の屋台、テントの骨董屋、花屋・・・

 

暇そうにしている

広島焼屋のおばちゃんの風貌が

いたく気に入った。

買ってしまった・・・

「美味い」

 

f:id:URURUNDO:20170319014011j:plain

古着屋

 

f:id:URURUNDO:20170319014238j:plain

奈良県吉野の漢方薬「陀羅尼助丸」の店

根強い人気。

 

最寄りの駅で電車を降り

山道をクネクネと車を運転し

暗くなって帰宅した。

 

うっすらと靄のかかった夜空。

飛行機のチカチカとした光が東から西に

人工衛星のぼんやりとした光が

南から北へと動いて行く。

 

彼岸の入り 京都

f:id:URURUNDO:20170318002401j:plain

比叡山

 

京都で迷子になれば

比叡山を捜せばいい。

それはちゃんと東にそびえている。

 

その比叡山が真ん前に見える所に

夫の家の墓がある。

 

たわしでゴシゴシと墓を磨き

オフホワイトのフリージアを生けた。

ちょっとだけ近況報告をした。

 

f:id:URURUNDO:20170318004727j:plain

堀川北大路

 

日差しは明るいが

まだまだ風は冷たい京都。

 

さてと

車を北に走らそう。

そこはまだ北国だ。

 

   

何か植えてみようか

f:id:URURUNDO:20170317003440j:plain

 

まだ

厚い雪に覆われている。

 

もう

この景色が日常になった。

 

ムスカリが咲いたとか

梅が咲いたとかのニュース。

春がやって来た所もあるのだ。

 

「どうせ鹿に食べられるんだ」

と、花も野菜も植えるのを

諦めたけれど。

 

暖かくなって

土が見えたら

何か植えてみようか。

 

家の周りに

花が咲いているのは

とてもいいものだから。

大砲と雷

f:id:URURUNDO:20170315233605j:plain

竹林、杉林のむこう、自衛隊駐屯地

 

寒の戻り。

雪が降り、積もり

除雪車が再登場だ。

 

確定申告に湖西の税務署に行った。

雪がない琵琶湖沿いの街。

 

行き帰りは

車の少ない田んぼの中の一本道。

 

窓を少し開け

いい気分で車を走らす。

 

ドーンと響く大砲の音。

そうだ

ここは広大な自衛隊駐屯地の市だった。

 

図書館に寄り

ローソンでドーナツを買い

山の中の我が家に帰る。

 

灰色の空。

水っぽい冷たい雪と

雷が地響きをたてて

私に「おかえり!」