立春

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琵琶湖東岸から

 

川の上すれすれに

カワガラスが飛んで

岩の上にちょんと止まった。

 

その後ろを

もう1羽のカワガラス

 

鳴き声は「ビー ビー」

あー、もう少しいい声だといいのにね。

 

尾をピンピンとしながら

動くセキレイ

 

姿は見えないが

あちらこちらから

チッチ、チッチ。

 

鳥達が遊ぶ

この川は

琵琶湖の源流だ。

 

夏でも

冷たくて清らか。

 

その冷たい水が

琵琶湖を活性化している。

 

暖かくなれば

葦の葉っぱも緑になり

群れて琵琶湖に

ぷかぷかと浮かんでいる

カイツブリ

何処かにいってしまうのだ。

 

早や、立春

 

メープルクッキーは忘れずに

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草津イオン3Fから

 

琵琶湖東岸から見える

向かい岸の

東山連峰、比叡山、比良山系に

雪が被り

白い雪雲が

山を隠している

今日。

 

雪の山から降りてきた私は

お陽様が明るく輝く

平野を左に

荒い波の琵琶湖を

右に見ながら車で走る。

 

今日の予定を済ましたら

買い物をして

明るいうちに山に帰ろう。

 

「カナダのメープルクッキーと

 KALDIのコーヒーは

 買い忘れない様にね」

 

 

Destination 

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青い空を東から西へ

まっすぐな雲を従えて

飛行機が飛んでいく。

一日に何回も。

 

どこの空港から飛び立ち

どこの街に降りるのか。

 

飛行機の中でキャプテンが話す

destination」という言葉は

旅をしているんだという

実感がわく。

 

そして目的地である行った事のない街へ。

その街を飛行機の窓から見た時の感動。

 

それは摩天楼のてっぺんであったり

白い教会と白い木の家の村であったり

赤い土の砂漠であったり

煙った様な淡い緑の浅瀬の海であったり。

 

春になったら旅に出ようか。

在来線の電車に乗って海沿いをのんびりとか

飛行機に乗ってカウリスマキの国とか

妖精の住む緑の小さな島国とかね。

 

飛行機雲を眺めていると

私の頭の中には

世界地図が広がってしまう。

 

ナムル

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小松菜とからし菜のナムル

 

ある所で

韓国の菊菜の

ナムルの話を読んだ。

 

菊菜をザクザクと切り

それを

塩とごま油だけであえる。

とんでもなく美味いそうだ。

 

スーパーで

ルッコラを見つけた。

水栽培のルッコラ

 

ハーブソルトとごま油で和えた

ルッコラのナムル。

 

その後

からし菜でも。

 

そして今日の昼ご飯。

からし菜と小松菜をよく洗い

ザクザクと切った。

食べる直前にボールに入れ

ハーブソルトをパラパラと

ごま油もタラタラと注ぐ。

さっくりと和えて

白の器にたっぷりと盛った。

 

なんと素朴な

しかし

止まらない程おいしい一品。

 

年が明けての私の一ヶ月。

インフルエンザと雪かきで

終わってしまった。

 

明日は仕事場迄の除雪をしよう。

又埋まれば

又雪かきをすればいいだけだ。

夜の間に降る雪が

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安曇川(あどがわ)

 

ゴールデンウィークや夏休みに

車やテントでひしめき合う

安曇川の河原。

 

橋の上から眺める

雪の河原は

水墨画の様な風情だ。

 

暖かい今日の空気で

川の雪は

少しは溶けたかも知れない。

 

深夜の今

強い風の音が聞こえる。

夜の間に降る雪が

汚れてきた雪を

又、フンワリと包む。

 

この繰り返しで

少しずつ春に近づいたり

後戻りしたり。

 

希望。

 

柚子ケーキ

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「おやつがない」

 

それは我が家にとっては

大変な事だ。

 

買いに行くにも

車で片道40分。

 

という事で

何かを見繕って

作らねばならない。

 

暮れの冬至前に買った柚子。

冷蔵庫の中で

忘れ去られた柚子。

それをジャムにしたのが

昨日。

 

夕ご飯を作っている時に

その柚子ジャムを練り込んで

チャッチャッと作った

柚子ケーキ。

 

焼き上がりに

花梨砂糖漬の果汁を塗った。

 

しっとりと

「ああ、いい香り」

 

ミルクたっぷりの紅茶や珈琲

香ばしいほうじ茶。

温かい飲み物の友だ。

訪問者

 

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雲ひとつない

明るい一日。

 

ドンドンと音をたてて

屋根の雪が落ちる。

 

昼過ぎ

表で声がする。

 

夫の姪の家族が

突然やって来た。

 

小学生と保育園児の兄弟。

おっとりとした兄と

しっかり者の弟。

 

そりをしたり

シャベルで雪を掘ったり。

 

「突然来たから何もないよ」

と、冷凍庫の餅を次々と焼く。

 

残り少ないリンゴケーキも

昨晩ストーブで炊いた大根も。

 

何でもパクパク食べる兄と弟。

 

そして

4時過ぎに

「ありがとうございました」と

車の中から手を振って

帰って行った。

 

「又ね」

 

お疲れ様。